常時800人の労働者を使用する製造業の事業場における衛生管理体制に関する(1)~(5)の記述のうち、労働安全衛生関係法令…
関係法令 第20問
常時800人の労働者を使用する製造業の事業場における衛生管理体制に関する(1)~(5)の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、誤っているものはどれか。ただし、800人中には、屋内作業場の製造工程において次の業務に常時従事する者が含まれているが、その他の有害業務はなく、衛生管理者及び産業医の選任の特例はないものとする。重量物の取扱いの業務 …………………………………………… 100人エックス線装置を用いて行う透過写真撮影の業務 …………… 20人
- (1)衛生管理者は、3人以上選任しなければならない。
- (2)衛生管理者のうち1人を衛生工学衛生管理者免許を受けた者のうちから選任しなければならない。
- (3)衛生管理者のうち少なくとも1人を専任の衛生管理者としなければならない。
- (4)産業医は、この事業場に専属でない者を選任することができる。
- (5)総括安全衛生管理者を選任しなければならない。
正答 (2)
正答は (2)。衛生工学衛生管理者免許を受けた者のうちから選任する義務は、この事業場にはありません。
【衛生工学衛生管理者が必要な場合】
常時500人を超える労働者を使用する事業場で、次の業務に常時30人以上の労働者を従事させるもの
多量の高熱物体を取り扱う業務、著しく暑熱な場所における業務
ラジウム放射線、エックス線その他の有害放射線にさらされる業務
じんあい又は粉末を著しく飛散する場所における業務
異常気圧下における業務
鉛、水銀、一酸化炭素などの有害物の粉じん、蒸気又はガスを発散する場所における業務
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坑内における業務
【この事業場を当てはめる】
重量物の取扱いの業務 100人 → 上の業務に含まれない
エックス線の業務 20人 → 含まれるが、30人未満
→ どちらも条件を満たさない → 選任義務なし
【専任の衛生管理者との違い】
専任の衛生管理者が必要な場合
常時1,000人を超える事業場、又は常時500人を超える事業場で、坑内労働その他の有害業務に常時30人以上従事させるもの
この「その他の有害業務」には、重量物の取扱い等重激なる業務も含まれます。
→ 800人(500人超)+ 重量物100人(30人以上)
→ 専任の衛生管理者が必要 ((3)は正しい)
【二つの範囲の違いが要点】
専任の衛生管理者 → 有害業務の範囲が広い
(重量物の取扱いを含む)
衛生工学衛生管理者 → 有害業務の範囲が狭い
(暑熱、放射線、粉じん、異常気圧、有害物、坑内)
同じ「500人超+30人以上」という形でも、対象となる業務が違います。重量物の取扱いは、専任には効きますが、衛生工学には効きません。
【ほかの選択肢】
(1) 衛生管理者は3人以上 → 501人以上1,000人以下で3人
正しい
(3) 少なくとも1人を専任の衛生管理者とする 正しい
(4) 産業医は、この事業場に専属でない者を選任できる
正しい
(5) 総括安全衛生管理者を選任しなければならない
正しい
【産業医の専属】
常時1,000人以上、又は一定の有害業務に常時500人以上
800人で、有害業務は合わせて120人。どちらにも届かないので、専属でなくてかまいません。
【総括安全衛生管理者】
製造業は常時300人以上 → 800人なので必要
出典:エックス線作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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