エックス線装置構造規格に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
関係法令 第16問
エックス線装置構造規格に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)波高値による定格管電圧が100kV未満のエックス線装置には、この構造規格は適用されない。
- (2)エックス線又はエックス線装置の研究又は教育のため、使用のつど組み立てる方式のエックス線装置には、この構造規格は適用されない。
- (3)この構造規格が適用されるエックス線装置は、見やすい箇所に、定格出力、型式検定合格番号、製造者名及び製造年月が表示されていなければならない。
- (4)この構造規格が適用されるエックス線装置は、医療用のものでも工業用のものでも、エックス線管について必要とされる遮蔽の基準は等しい。
- (5)海外から輸入されたエックス線装置には、この構造規格は適用されない。
正答 (2)
正答は (2)。これが正しい記述です。
エックス線又はエックス線装置の研究又は教育のため、使用のつど組み立てる方式のエックス線装置には、この構造規格は適用されません。
【なぜ適用されないのか】
構造規格は、完成品として出回る装置に対する規格
そのつど組み立てる装置は、決まった形をもちません。遮蔽の構造も、表示すべき定格も、組み方次第で変わります。規格で縛りようがないのです。
そのかわり、研究・教育という限られた場面で、心得のある者が扱うことが前提になっています。
【ほかの選択肢】
(1) 波高値による定格管電圧が10kV未満のエックス線装置には
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適用されない → 「100kV未満」は誤り
(3) 表示事項は定格出力、型式、製造者名及び製造年月
→ 「型式検定合格番号」は誤り
(4) 医療用と工業用では、遮蔽の基準が異なる
(5) 海外から輸入された装置にも適用される
【10kVという境目】
これより低いと、エックス線がほとんど出ない
規制する意味のない装置まで縛らないための線引きです。10kV以上のものを特定エックス線装置といいます。
【型式検定との違い】
エックス線装置は、型式検定の対象ではない
型式検定は、防毒マスクや保護帽など、決められた機械等について行われます。エックス線装置には、構造規格への適合が求められるだけで、検定合格番号というものがありません。
【医療用と工業用で違うわけ】
人に向けて照射するかどうか
医療用は患者に当てるのが目的で、装置の周囲の条件も違います。工業用は物に当てるもので、人が近づかない前提で設計されます。求められる遮蔽の考え方が違ってきます。
【輸入品にも適用されるわけ】
規格は、日本国内で使う装置に課せられる
どこで作られたかは関係ありません。国内で使う以上、国内の規格を満たさなければなりません。
【表示事項】
定格出力、型式、製造者名、製造年月
→ 「どんな性能のものを、誰が、いつ作ったか」
製造番号や設置年月は含まれません。
出典:エックス線作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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