次のエックス線とその測定に用いるサーベイメータの組合せのうち、適切でないものはどれか。…

エックス線の測定に関する知識 第25問

次のエックス線とその測定に用いるサーベイメータの組合せのうち、適切でないものはどれか。

正答 (3)
正答は (3)。これが適切でない組合せです。 50mSv/h程度の高い線量率で、しかも散乱線を多く含むエックス線の測定に、GM計数管式サーベイメータは向きません。 【GM計数管が高線量率に弱いわけ】 一つの放射線を数えた後、しばらく次を数えられない(分解時間) 線量率が高い → 数え落としが増える さらに高い  → 窒息現象を起こし、指示がゼロになる 高いほど正しく測れず、極端に高いと何も示さなくなるという、最も危険な振る舞いをします。 【散乱線に弱いわけ】 GM計数管はエネルギー依存性が大きい
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散乱線は、もとのエックス線よりエネルギーが低く、方向もばらばらです。GM計数管では、正しい線量率を示せません。 【(2)との読み比べ】 (2) 湿度の高い場所における100µSv/h程度 → GM計数管式 (3) 50mSv/h程度で散乱線を多く含む     → GM計数管式 100µSv/h と 50mSv/h では、500倍の開きがあります。 (2)の水準ならGM計数管式で十分測れます。湿度の高い場所では、 むしろ電離箱式が不向きです。電離箱は湿気で絶縁が悪くなり、指示が狂います。密封されたGM計数管のほうが向いています。 【ほかの選択肢】 (1) 0.1µSv/h程度の低線量率 → NaI(Tl)シンチレーション式                          適切 (2) 湿度の高い場所で100µSv/h程度 → GM計数管式                     適切 (4) 100keV、10µSv/h程度  → 半導体式 適切 (5) 300keV、10mSv/h程度  → 電離箱式 適切 【四つの検出器の得意分野】 NaI(Tl)シンチレーション式   感度が非常に高い → 低線量率の測定向き 電離箱式   感度は低いが、高線量率まで正しく測れる   エネルギー依存性が小さい/湿気に弱い GM計数管式   感度は高いが、高線量率に弱い   エネルギー依存性が大きい/湿気に強い 半導体式   小型で扱いやすい。中程度の線量率向き 【使い分けの目安】 低い線量率を探す → シンチレーション式 高い線量率を正確に測る → 電離箱式

出典:エックス線作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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