日本薬局方において、ヒドロコルチゾンコハク酸エステルの定量法は以下のように規定されている(一部省略)。この定量法に関する…

薬学理論問題(物理) 第94問

日本薬局方において、ヒドロコルチゾンコハク酸エステルの定量法は以下のように規定されている(一部省略)。この定量法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。定量法 本品及びヒドロコルチゾンコハク酸エステル標準品を乾燥し、その①約50 mg ずつを精密に量り、それぞれをメタノールに溶かし、正確に50 mLとする。この液5 mL ずつを正確に量り、それぞれに内標準溶液5 mL を正確に加えた後、メタノールを加えて50 mL とし、試料溶液及び標準溶液とする。試料溶液及び標準溶液10 μL につき、次の条件で液体クロマトグラフィーにより試験を行い、内標準物質のピーク面積に対するヒドロコルチゾンコハク酸エステルのピーク面積の比QT 及びQS を求める。ヒドロコルチゾンコハク酸エステル(C₂₅H₃₄O₈)の量(mg)= [ア]MS:ヒドロコルチゾンコハク酸エステル標準品の秤取量(mg)内標準溶液:パラオキシ安息香酸ブチルのメタノール溶液(1 →2500)試験条件②検出器:紫外吸光光度計(測定波長:254 nm)カラム: 内径4 mm、長さ30 cm のステンレス管に10 μm の液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充塡する。カラム温度:25 ℃付近の一定温度③移動相:pH 4.0 の酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液/ アセトニトリル混液(3:2 )流量: ヒドロコルチゾンコハク酸エステルの保持時間が約5 分になるように調整する。システム適合性システムの性能: 標準溶液10 μL につき、上記の条件で操作するとき、ヒドロコルチゾンコハク酸エステル、内標準物質の順に溶出し、その イ は9 以上である。システムの再現性:略

正答 (2)(4)
正答は (2)と(4)。内標準法では、量 = Mₛ × QT/QS で求め、逆相のクロマトグラフィーでアセトニトリルを増やすと保持時間は短くなります。 (2) 試料と標準品を同じ操作で処理し、内標準物質とのピーク面積の比を比べるので、ヒドロコルチゾンコハク酸エステルの量(mg)= Mₛ × QT/QS です。 (4) オクタデシルシリル化シリカゲルの固定相は疎水性です。移動相の有機溶媒(アセトニトリル)の割合を増やすと、移動相の溶出力が強くなり、保持時間は短くなります。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】 (1) 日本薬局方の通則では、「約」を付けた量は、記載された量の ±10 %の範囲をいう 誤り (3) 紫外部の吸収の測定には重水素放電管を用いる。タングステンランプは可視部の光源 誤り (5) 2つのピークの分かれ具合を示すのは「分離度」。「9以上」は分離度の規定で、理論段数なら数千段などの値になる 誤り

出典:第106回 薬剤師国家試験 問94(厚生労働省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「薬学理論問題(物理)」のほかの問題

  1. 2026年(令和8年) 第96問次の記述は、日本薬局方水酸化ナトリウムの定量に関するものである。この水酸化ナトリウム(N
  2. 2022年(令和4年) 第94問生体膜の膜電位は、膜の両側におけるイオン濃度の不均衡によって生じる。そのイオン濃度の不均
  3. 2023年(令和5年) 第92問エントロピーに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
  4. 2023年(令和5年) 第100問核医学画像診断法と、使用される放射性核種の組合せとして正しいのはどれか。2つ選べ。
  5. 2024年(令和6年) 第98問日本薬局方ヨードチンキの定量に関する記述のうち、正しいのはどれか。
  6. 2025年(令和7年) 第96問28%アンモニア水を量り、水で全量500 mL とした後、その20 mL を正確に量り、

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク