疫学調査の結果に基づいて因果関係を判定する際の基準に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(衛生) 第121問
疫学調査の結果に基づいて因果関係を判定する際の基準に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)関連の一致性とは、対象とする要因と疾病に関して、調査の時期、場所、対象集団などを変えても同様の結果が得られることである。
- (2)関連の強固性とは、疫学以外の実験的な研究で得られた知見や理論と疫学調査の結果が矛盾しないことである。
- (3)関連の特異性とは、要因の曝露があると相対危険度やオッズ比が統計学的に有意に高くなることである。
- (4)関連の時間性とは、疾病の発生以前に要因の曝露があることである。
- (5)関連の整合性とは、要因の曝露があれば必ず疾病の発生があり、曝露がなければ疾病の発生がないことである。
正答 (1)(4)
正答は (1)と(4)。一致性は時期・場所・集団を変えても同じ結果が得られること、時間性は疾病より前に曝露があることです。
因果関係の判定には、関連の時間性・強固性・一致性・特異性・整合性などが使われます。中でも時間性(原因が結果より先にある)は欠かせない条件です。
【ほかの選択肢】
(2) 強固性は、相対危険度やオッズ比が大きいほど、また量反応関係があるほど因果関係が強く疑われること。ほかの知見と矛盾しないのは整合性 誤り
(3) 特異性は、要因と疾病が1対1に近い特別な関係にあること。相対危険度などが高いことは強固性 誤り
(5) 整合性は、ほかの研究や理論と矛盾しないこと。曝露があれば必ず発生し、なければ発生しないのは特異性の考え方 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問121(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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