固定相としてオクタデシルシリル(ODS)化シリカゲル、移動相としてアセトニトリルと水の混合液を用いて、ベンゼン、トルエン…
薬学理論問題(物理) 第99問
固定相としてオクタデシルシリル(ODS)化シリカゲル、移動相としてアセトニトリルと水の混合液を用いて、ベンゼン、トルエン及びエチルベンゼンの分離を液体クロマトグラフィーにより行った。この分離に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- (1)エチルベンゼン、トルエン、ベンゼンの順で溶出する。
- (2)理論段高さの値が小さいカラムに変更することにより、各成分間の分離度が向上する。
- (3)移動相の流速と各成分間の分離係数は比例する。
- (4)移動相中のアセトニトリルの割合を大きくすることにより、各成分間の分離度が向上する。
- (5)固定相にシリカゲル、移動相にn︲ヘキサン-アセトン混液を用いても、溶出順は変わらない。
正答 (2)
正答は (2)。理論段高さが小さいカラムは同じ長さでの理論段数が多く、ピークが鋭くなるので、分離度が上がります。
理論段数 N = カラムの長さ L/理論段高さ H
分離度は、ピークの間隔とピークの幅で決まり、N が大きいほどピークの幅が狭くなります。
【ほかの選択肢】
(1) ODS の逆相系では疎水性の低い順に出るので、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼンの順に溶出する 誤り
(3) 分離係数は保持係数の比で、流速に比例しない 誤り
(4) アセトニトリルの割合を増やすと保持が弱まり、各成分が早く出て分離度は下がる方向になる 誤り
(5) シリカゲルと n-ヘキサン-アセトンの順相系では保持の仕組みが逆になり、溶出順は変わる 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問99(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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