67 歳男性。開心術後に低心拍状態となり心原性ショックと診断された。本疾患の治療に当たりアドレナリン注射液及び電解質輸液…
薬学実践問題(実務) 第204問
67 歳男性。開心術後に低心拍状態となり心原性ショックと診断された。本疾患の治療に当たりアドレナリン注射液及び電解質輸液(開始液)が、中心静脈ダブルルーメンカテーテルから図のように投与されている。看護師は医師よりオメプラゾールナトリウム注射液を1 時間かけて投与するよう指示を受けたため、薬剤師に投与経路について確認した。オメプラゾールナトリウム注射液の投与手順として適切なのはどれか。1つ選べ。
- (1)Aからのラインを止め、Cから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Cから投与する。
- (2)Aからのライン及びBからのラインを止め、Cから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Cから投与する。
- (3)Aからのライン及びBからのラインを止め、Dから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Dから投与する。
- (4)Bからのラインを止め、Dから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Dから投与する。
- (5)フラッシュなしで直接Dから投与する。
正答 (1)
正答は (1)。アドレナリンの持続投与は止めずに、電解質輸液のラインAを止め、側管Cを生理食塩液でフラッシュしてからオメプラゾールを投与します。
心原性ショックの患者でアドレナリンの投与(B)を止めると血圧が急に下がるおそれがあります。また、アドレナリンのラインの側管Dから薬を入れたりフラッシュしたりすると、ライン内のアドレナリンが一気に押し出されて急な血圧上昇を起こします。オメプラゾール注射液は配合できる液が限られるので、ラインAを止め、Cの中の輸液を生理食塩液で洗い流してから投与します。
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【ほかの選択肢】
(2) ラインB(アドレナリン)を止めると循環が保てなくなる 誤り
(3) ラインBを止めるうえ、Dからのフラッシュでライン内のアドレナリンが急速に入る 誤り
(4) ラインBを止め、Dから投与するので(3)と同じ問題がある 誤り
(5) Dから直接入れると、ライン内のアドレナリンを押し出し、配合変化も避けられない 誤り
出典:第108回 薬剤師国家試験 問204(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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