67 歳男性。開心術後に低心拍状態となり心原性ショックと診断された。本疾患の治療に当たりアドレナリン注射液及び電解質輸液…

薬学実践問題(物理) 第205問

67 歳男性。開心術後に低心拍状態となり心原性ショックと診断された。本疾患の治療に当たりアドレナリン注射液及び電解質輸液(開始液)が、中心静脈ダブルルーメンカテーテルから図のように投与されている。看護師は医師よりオメプラゾールナトリウム注射液を1 時間かけて投与するよう指示を受けたため、薬剤師に投与経路について確認した。オメプラゾールは弱酸で、静脈血(pH 7.4)中で次のように解離するものとする。静脈血中でのオメプラゾールの分子形とイオン形の存在比として正しいのはどれか。1つ選べ。ただし、オメプラゾールのpKₐ を8.9、√10 = 3.2 とする。また、オメプラゾールの投与により静脈血のpH は変化せず、血清タンパクとの相互作用、オメプラゾールの代謝及び温度の影響は考慮しないものとする。分子形:イオン形

薬剤師 2023年(令和5年) 第205問の図
正答 (1)
正答は (1)。弱酸では log(イオン形/分子形)=pH-pKa=7.4-8.9=-1.5 なので、分子形:イオン形は約32:1 です。 Henderson-Hasselbalch の式で、pH が pKa より小さいほど、弱酸は分子形が多くなります。 log(イオン形/分子形)=7.4-8.9=-1.5 分子形/イオン形=10の1.5乗=10×√10=10×3.2=32 【ほかの選択肢】 (2)〜(6) 計算の値32:1 に合わない。イオン形が多いのは pH が pKa より大きいとき 誤り 【ポイント】 オメプラゾールのベンゾイミダゾールの NH が H⁺ を放す弱酸として扱っています。

出典:第108回 薬剤師国家試験 問205(厚生労働省 公表)出典元ページ

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