50 歳男性。身長160 cm、体重60 kg。食道がん術後の絶食状態にて以下の注射液の投与指示があった。本処方の薬剤を…

薬学実践問題(実務) 第327問

50 歳男性。身長160 cm、体重60 kg。食道がん術後の絶食状態にて以下の注射液の投与指示があった。本処方の薬剤を投与する場合の血漿に対する浸透圧比として最も近いのはどれか。1つ選べ。なお、血漿の浸透圧を290 mOsm/L とし、ブドウ糖の分子量は180 とする。(処方)ブドウ糖注射液 50% 500 mL 1 バッグ中心静脈より投与 40 mL/h

正答 (4)
正答は (4)。50%ブドウ糖液は 1 L に 500 g(約2.78 mol)を含み、約2,778 mOsm/L で、血漿 290 mOsm/L の約9.6倍です。 ブドウ糖は水に溶けても解離しないため、モル濃度がそのまま浸透圧(mOsm/L)になります。 ブドウ糖の量:50 g/100 mL = 500 g/L モル濃度:500 ÷ 180 ≒ 2.778 mol/L = 2,778 mOsm/L 浸透圧比:2,778 ÷ 290 ≒ 9.6 【ポイント】 浸透圧比が高い輸液を末梢静脈から入れると静脈炎を起こすため、高濃度のブドウ糖液は中心静脈から投与します。末梢静脈から入れられる浸透圧比の目安は約3までとされます。

出典:第109回 薬剤師国家試験 問327(厚生労働省 公表)出典元ページ

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