ナイアシンに関する以下の問いに答えよ。…
薬学理論問題(生物) 第121問
ナイアシンに関する以下の問いに答えよ。ナイアシンから合成される下図の補酵素について、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)酸化型の構造を示している。
- (2)340 nm の吸収極大を有する。
- (3)3︲ヒドロキシ︲3︲メチルグルタリルCoA(HMG︲CoA)からメバロン酸を産生する反応に関与する。
- (4)ピルビン酸からアセチルCoA を産生する反応に関与する。
- (5)ミトコンドリア内膜上での電子の受け渡しに関与する。
正答 (2)(3)
正答は (2)と(3)。図はニコチンアミド環が還元された NADPH で、340 nm に吸収をもち、HMG-CoA 還元酵素の反応で使われます。
図のニコチンアミドの環には CH₂(H が2つ)があり、環の窒素に正の電荷がない1,4-ジヒドロ型なので還元型です。下のアデノシンのリボースの2' 位にリン酸が付いているので NADP 系です。還元型の NAD(P)H は340 nm に吸収をもち、酸化型にはないので、酵素活性の測定に使われます。HMG-CoA からメバロン酸への還元(コレステロール合成の律速段階)は NADPH を使います。
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【ほかの選択肢】
(1) 環に H が2つ付いた還元型(NADPH)である 誤り
(4) ピルビン酸脱水素酵素の反応で使われるのは NAD⁺(NADH ができる) 誤り
(5) ミトコンドリアの電子伝達系に電子を渡すのは NADH(と FADH₂)。NADPH は主に合成反応の還元剤 誤り
【ポイント】
NADPH は脂肪酸・コレステロールの合成や、グルタチオンの還元に使われ、主にペントースリン酸回路で作られます。
出典:第110回 薬剤師国家試験 問121(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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