糖新生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(生物) 第113問
糖新生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)乳酸、脂肪酸、ロイシン、グルタミン酸などからグルコースを生合成する代謝経路である。
- (2)主に骨格筋で起こる反応である。
- (3)律速酵素であるホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ(PEPCK)は、ピルビン酸からホスホエノールピルビン酸を生成する。
- (4)糖新生の中間体であるホスホエノールピルビン酸の生成には、GTP が必要である。
- (5)グルカゴン刺激により、PEPCK 遺伝子の発現が亢進する。
正答 (4)(5)
正答は (4)と(5)。PEPCK はオキサロ酢酸から GTP を使ってホスホエノールピルビン酸を作り、グルカゴンは cAMP を介して PEPCK の遺伝子の発現を高めます。
ピルビン酸 + CO₂ + ATP → オキサロ酢酸(ピルビン酸カルボキシラーゼ)
オキサロ酢酸 + GTP → ホスホエノールピルビン酸 + CO₂ + GDP(PEPCK)
空腹時にはグルカゴンが増え、肝臓での糖新生が進みます。インスリンは逆に PEPCK の発現を抑えます。
【ほかの選択肢】
(1) 乳酸・グルタミン酸は材料になるが、ロイシン(ケト原性アミノ酸)と偶数鎖の脂肪酸はグルコースの材料にならない 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 主に肝臓(一部は腎臓)で起こる。骨格筋はグルコース-6-ホスファターゼをもたず、血中にグルコースを出せない 誤り
(3) ピルビン酸を直接ホスホエノールピルビン酸にするのではなく、オキサロ酢酸から作る 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問113(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学理論問題(生物)」のほかの問題
- 2023年(令和5年) 第114問二次元電気泳動は、等電点電気泳動とSDS ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS︲PAG
- 2024年(令和6年) 第114問ケトン体に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第112問甲状腺ホルモン(T₃、T₄)はヨウ素を含むアミノ酸誘導体であるが、アミノ酸から直接作られ
- 2025年(令和7年) 第121問ナイアシンに関する以下の問いに答えよ。
- 2026年(令和8年) 第118問リボソーム RNA(rRNA)、トランスファー RNA(tRNA)及びメッセンジャーRN
- 2021年(令和3年) 第115問糖及び糖鎖に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
スポンサーリンク

