訴訟引受けに関する次の1から5までの各記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものを2個選びなさい。…
民法・商法・民事訴訟法 民法・商法・民事訴訟法 第33問
訴訟引受けに関する次の1から5までの各記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものを2個選びなさい。
- (1)XのYに対する訴訟の係属中にZがYから訴訟の目的である義務の全部を承継した場合において,裁判所がZに訴訟を引き受けさせる決定をしたときは,Zがした訴訟行為は,Yの利益においてのみその効力を生ずる。
- (2)XのYに対する訴訟の係属中にZがXから訴訟の目的である権利の全部を譲り受けた場合において,裁判所は,Yの訴訟の引受けの申立てにより,Zに訴訟を引き受けさせることができる。
- (3)XのYに対する訴訟が上告裁判所に係属中にZがYから訴訟の目的である義務の全部を承継した場合において,Xは,上告裁判所に対し,訴訟の引受けの申立てをすることはできない。
- (4)XのYに対する土地の賃貸借契約の終了に基づく建物収去土地明渡請求訴訟の係属中にZがYからその建物の全部を借り受けてその土地を占有する場合において,裁判所は,Zに対して所有権に基づき建物退去土地明渡しを求めるとしてされたXの訴訟の引受けの申立てにより,Zに訴訟を引き受けさせることができる。
- (5)XのYに対する訴訟の係属中にZがYから訴訟の目的である義務の全部を承継した場合において,裁判所がZに訴訟を引き受けさせる決定をし,YがXの承諾を得て訴訟から脱退したときは,その確定判決の効力は,Yに対しては及ばない。
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5) です。
この設問は「適切でないもの」を選ぶ形式です。つまり 「XのYに対する訴訟の係属中にZがYから訴訟の目的である義務の全部を承継した場合において,裁判所がZに訴訟を引き受けさせる決定をしたときは,Zがした訴訟行為は,Yの利益においてのみその効力を生ずる。」と「XのYに対する訴訟の係属中にZがYから訴訟の目的である義務の全部を承継した場合において,裁判所がZに訴訟を引き受けさせる決定をし,YがXの承諾を得て訴訟から脱退したときは,その確定判決の効力は,Yに対しては及ばない。」の2つに誤りが含まれており、残りの選択肢は適切な記述として扱われています。
出典:2020年(令和2年) 司法試験予備試験 短答式試験 民法・商法・民事訴訟法 第33問(法務省 公表)出典元ページ
最終更新日
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