裁判上の自白(裁判所を拘束する効力を有するものに限る。以下同じ。)に関する次の1から5までの各記述のうち,判例の趣旨に照…
民法・商法・民事訴訟法 民法・商法・民事訴訟法 第39問
裁判上の自白(裁判所を拘束する効力を有するものに限る。以下同じ。)に関する次の1から5までの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものを2個選びなさい。
- (1)所有権に基づく土地の所有権移転登記手続請求訴訟の口頭弁論の期日において,被告は,10年の取得時効の請求原因に対して,原告がその土地の占有の開始時においてその土地の所有権を有していないことを知っていたとの主張をした。これに対し,原告は,その期日において,被告が主張をしたこの事実を認めるとの陳述をした。この原告の陳述について,裁判上の自白が成立する。
- (2)消費貸借契約に基づく貸金返還請求訴訟の口頭弁論の期日において,原告は,被告に対し100万円を貸し付けたとの主張をした。これに対し,被告は,当事者尋問において,原告から100万円を借り受けたことを認めるとの陳述をした。この被告の陳述について,裁判上の自白が成立する。
- (3)所有権に基づく建物の明渡請求訴訟の口頭弁論の期日において,原告は,被告の占有の権原に関し,被告との間で当該建物の賃貸借契約を締結したとの陳述をした。これに対し,被告は,その期日において,当該建物は被告が所有するものであるとして,これを援用しなかった。この原告の陳述について,裁判上の自白が成立する。
- (4)原告の被告に対する所有権に基づく土地の明渡請求訴訟とその反訴である被告の原告に対する時効取得を理由とする当該土地の所有権確認請求訴訟の口頭弁論の期日において,原告は,被告との間で当該土地の賃貸借契約を締結し,被告がこの賃貸借契約に基づいて当該土地を占有しているとの主張をした。これに対し,被告は,その期日において,原告から当該土地を賃借したことを認めるとの陳述をした。この被告の陳述について,裁判上の自白が成立する。
- (5)売買契約に基づく売買代金支払請求訴訟の口頭弁論の期日において,原告は,売買契約書を提出して書証の申出をし,被告がその売買契約書を作成したとの主張をした。これに対し,被告は,その期日において,その売買契約書が真正に成立したことを認めるとの陳述をした。この被告の陳述について,裁判上の自白が成立する。
正答 (1)(4)
正答は (1)と(4) です。
この設問は「適切なもの」を選ぶ形式です。つまり 「所有権に基づく土地の所有権移転登記手続請求訴訟の口頭弁論の期日において,被告は,10年の取得時効の請求原因に対して,原告がその土地の占有の開始時においてその土地の所有権を有していないことを知っていたとの主張をした。これに対し,原告は,その期日において,被告が主張をしたこの事実を認めるとの陳述をした。この原告の陳述について,裁判上の自白が成立する。」と「原告の被告に対する所有権に基づく土地の明渡請求訴訟とその反訴である被告の原告に対する時効取得を理由とする当該土地の所有権確認請求訴訟の口頭弁論の期日において,原告は,被告との間で当該土地の賃貸借契約を締結し,被告がこの賃貸借契約に基づいて当該土地を占有しているとの主張をした。
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これに対し,被告は,その期日において,原告から当該土地を賃借したことを認めるとの陳述をした。この被告の陳述について,裁判上の自白が成立する。」の2つが正しい内容で、残りの選択肢には誤りが含まれています。
出典:2021年(令和3年) 司法試験予備試験 短答式試験 民法・商法・民事訴訟法 第39問(法務省 公表)出典元ページ
最終更新日
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