次の記述は、図に示す構成の計数式周波数計(周波数カウンタ)の動作原理について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句…
無線工学 無線工学 A-23
次の記述は、図に示す構成の計数式周波数計(周波数カウンタ)の動作原理について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。(1) 被測定入力信号は、その信号と同一の繰り返し周期のパルス列に変換され、一定時間だけ開いた[A]回路を通過したパルスが計数回路で数えられ、周波数として表示される。(2) 水晶発振器と[B]回路による基準時間発生部で正確な周期のパルスが作られ、制御回路への入力となる。[A]時間T が1〔s〕のときは、計数回路でのカウント数がそのまま周波数〔Hz〕の表示となる。(3) 測定誤差としては、水晶発振器の確度による誤差のほか、制御回路の出力信号と通過パルスの時間的位置関係から生じる[C]誤差などがある。
- (1)A: D-A 変換 B: 分周 C: トリガ
- (2)A: D-A 変換 B: 平衡変調 C: ± 1 カウント
- (3)A: ゲート B: 平衡変調 C: トリガ
- (4)A: ゲート B: 分周 C: ± 1 カウント
- (5)A: ゲート B: 分周 C: トリガ
正答 (4)
正答は (4)。
【図の読み方】
被測定信号は、増幅・波形整形・パルス変換を経てパルス列になり、[A]回路を通って計数回路で数えられます。[A]回路を開いている時間 T は、水晶発振器と[B]回路でできた基準時間を、制御回路が[A]回路に与えます。
【結論】
A ゲート 一定時間 T だけ開いた「門」を通ったパルスの数を数えます。T=1〔s〕なら、数えた数がそのまま周波数〔Hz〕です。
B 分周 水晶発振器の正確な周波数(たとえば 10〔MHz〕)を分周回路で 1〔Hz〕などに下げ、正確なゲート時間を作ります。
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C ±1カウント ゲートの開閉のタイミングと入力パルスの位置関係によって、数えたパルスが1個多くなったり少なくなったりします。これを ±1カウント誤差といいます。
【誤りの選択肢】
(1) D-A 変換回路はデジタル値をアナログ量に変える回路で、パルスを一定時間だけ通す働きはありません。C もトリガ誤差ではありません
(2) A の D-A 変換に加え、B の平衡変調回路は搬送波を抑圧した変調(DSB・SSB)に使う回路で、基準時間は作りません
(3) A のゲートは正しいのですが、B は平衡変調ではなく分周、C はトリガではなく ±1カウントです
(5) トリガ誤差は、雑音などで入力信号の波形整形のタイミングがずれて生じる誤差です。ゲートと入力パルスの時間的な位置関係から生じるのは ±1カウント誤差です
【ポイント】
±1カウント誤差は、ゲート時間 T を長くするほど(数えるパルスが多いほど)相対的に小さくなります。
出典:2025年(令和7年)11月期 第一級アマチュア無線技士 無線工学 A-23(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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