次の記述は、アンテナ系に関する一般的な測定の種類と測定方法について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から…
無線工学 無線工学 A-24
次の記述は、アンテナ系に関する一般的な測定の種類と測定方法について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。
- (1)アンテナ利得の測定では、被測定アンテナを送信アンテナとするか、又は受信アンテナにするかの二つの方法があるが、測定条件を同じにすると、ほぼ同様な結果が得られる。
- (2)接地抵抗の測定では、大地の成極作用(一定の直流電圧を加えたとき時間とともに電流が変化する現象)により生じる誤差を防ぐため、直流ブリッジの測定器を用いる。
- (3)給電線上の定在波比の測定では、定在波測定器による方法や送信機と給電線の間に方向性結合器を挿入して給電線上の入射波成分と反射波成分を取り出し測定し、その値を用いて計算で求める方法などがある。
- (4)ハイトパターンは、送受信アンテナを一定距離だけ離して対向させ、どちらか一方のアンテナの高さを固定して電波を発射し、他方のアンテナを上下方向へ少しずつ移動させて受信して、高さに対する電界強度を図に描くことにより測定することができる。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
【結論】
大地に直流電圧を加えると、成極作用(分極)で時間とともに電流が変わり、正しい抵抗値が測れません。そのため接地抵抗の測定では、直流ではなく交流を使う方法(コールラウシュブリッジや、交流電源を用いる接地抵抗計など)を使います。記述の「直流ブリッジの測定器を用いる」が誤りです。
【正しい選択肢】
(1) アンテナには可逆性があり、送信アンテナとして測っても受信アンテナとして測っても、条件が同じならほぼ同じ利得になります
(3) 定在波比は、定在波測定器で電圧の最大・最小を測る方法のほか、方向性結合器で入射波と反射波を取り出して計算で求める方法があります
(4) ハイトパターンは、一方のアンテナの高さを固定し、他方を上下に動かして、高さによる電界強度の変化(直接波と大地反射波の干渉)を描いたものです
出典:2025年(令和7年)11月期 第一級アマチュア無線技士 無線工学 A-24(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学」のほかの問題
- 2026年(令和8年)5月期 無線工学 A-25送信機の出力電力を29〔dB〕の減衰器を通過させて電力計で測定したとき、その指示値が1〔
- 2026年(令和8年)5月期 無線工学 B-4 ア次の記述は、短波(HF)帯の電波伝搬について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句
- 2026年(令和8年)8月期(臨時) 無線工学 A-5次の記述は、デシベルを用いた計算について述べたものである。このうち正しいものを下の番号か
- 2026年(令和8年)8月期(臨時) 無線工学 A-23次の記述は、短波(HF)帯の電波伝搬について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句
- 2026年(令和8年)8月期(臨時) 無線工学 B-4 エ次の記述は、電波雑音について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選
- 2026年(令和8年)5月期 無線工学 A-4図に示す直流回路において、抵抗R3〔Ω〕に流れる電流の値として、正しいものを下の番号から
スポンサーリンク

