次の記述は、短波(HF)帯の電波伝搬について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ…

無線工学 無線工学 A-23

次の記述は、短波(HF)帯の電波伝搬について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 一般に電波は送受信点間を結ぶ[A]を伝搬し、そのうち概念図のSのように最も短い伝搬通路を通る電離層波は電界強度が大きく無線通信に用いられる。しかし短波帯の遠距離通信においては、Sの伝搬通路が昼間で[B]減衰が大きく、Lの伝搬通路が夜間で減衰が少ないときは、Sの伝搬通路よりも図のLの伝搬通路を通る電波の電界強度の方が大きくなり、十分通信できることがある。(2) このような逆回りの長い伝搬通路による電波の伝搬をロングパスといい、条件により同時にSとLの二つの伝搬通路を通って伝搬すると、電波の到達時間差により[C]を生じることがある。

第一級アマチュア無線技士 2026年(令和8年)8月期(臨時) 無線工学 A-23の図
正答 (2)
正答は (2)。 【結論】  A 電波は一般に、送受信点を結ぶ大円通路(地球の中心を通る平面と地表が交わる大きな円の上の道筋)を伝わります  B 短波帯の遠距離通信で、近回りの S の通路が昼間の地域を通ると、D層やE層を突き抜けるときの減衰が大きくなります。電離層を突き抜けるときの減衰を第一種減衰といいます  C 逆回りの長い L の通路(ロングパス)が夜間の地域を通って減衰が少ないと、L の方が強く届くことがあります。S と L の両方を通って届くと、到達時間の差(最大で地球1周分の約0.13秒)で、同じ信号が遅れて重なるエコーが生じます
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したがって「大円通路・第一種・エコー」の (2) です。 【誤りの選択肢】 (1) (3) (4) ドプラ効果は、送信源や反射体が動くことで周波数が変わる現象です。到達時間の差とは関係ありません (3) (5) 第二種減衰は、電離層で反射するときの減衰です (4) (5) 短波の電離層波は対流圏ではなく大円通路を伝わります 【覚え方】 「第一種=突き抜けるとき(D・E層)、第二種=反射するとき(F層)」です。

出典:2026年(令和8年)8月期(臨時) 第一級アマチュア無線技士 無線工学 A-23(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ

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