次の記述は、図1 に示す抵抗R〔Ω〕とコイルL〔H〕の直列回路の過渡現象について述べたものである。[  ]内に入れるべき…

無線工学 無線工学 A-6

次の記述は、図1 に示す抵抗R〔Ω〕とコイルL〔H〕の直列回路の過渡現象について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、e は自然対数の底とする。(1) スイッチS を接(ON)にして直流電圧V〔V〕を加えると、回路に流れる電流i〔A〕は経過時間をt〔s〕とすれば次式で表される。i = V/R ×[A]〔A〕(2) i が定常状態の約[B]〔%〕になるまでの時間を、この回路の時定数という。(3) t = 0〔s〕からの電流i〔A〕の変化は、[C]である。

第一級アマチュア無線技士 2026年(令和8年)8月期(臨時) 無線工学 A-6の表第一級アマチュア無線技士 2026年(令和8年)8月期(臨時) 無線工学 A-6の選択肢の図
正答 (5)
正答は (5)。 【結論】  A RL 直列回路に直流電圧 V を加えると、電流はすぐには流れず、コイルの自己誘導で少しずつ増えます。その式は   i = V/R × (1 - e^(-Rt/L))〔A〕  です。指数の部分は「-Rt/L」です  B 時定数 τ=L/R の時間がたつと、i=V/R×(1-e^(-1))≒0.632×V/R で、定常値の約63.2%になります  C 電流は0から増え始め、V/R に近づいていくので、図2の形です したがって「(1-e^(-Rt/L))・63.2・図2」の (5) です。
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【誤りの選択肢】 (1) (2) (3) 指数の t/(LR)は単位が合いません。R/L の単位は1/秒なので、(R/L)t で無次元になります (2) (4) 68.2% は誤りです。1-1/e≒0.632 です (1) (2) 図3は、電流が V/R から0へ減っていく形で、スイッチを入れたときの変化ではありません 【覚え方】 時定数は RL 回路で L/R、RC 回路で CR です。時定数がたつと、増える側は約63.2%、減る側は約36.8%になります。

出典:2026年(令和8年)8月期(臨時) 第一級アマチュア無線技士 無線工学 A-6(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ

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