ボイラーの清缶剤について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの取扱いに関する知識 第20問
ボイラーの清缶剤について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を可溶性の化合物に変えるための薬剤である。
- (2)軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。
- (3)脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。
- (4)脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウムなどがある。
- (5)清缶剤は、水に起因するスケールの付着、腐食といった障害を防止するために、給水及びボイラー水に直接添加する薬品である。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切でありません。
軟化剤は、硬度成分を可溶性ではなく、不溶性の化合物に変える薬剤です。
水に溶けたままでは、濃くなったときに伝熱面へ析出して、固いスケールになります。先に溶けない形に変えてしまえば、底に沈むスラッジになり、吹出しで外へ出せます。
溶けたまま → 濃縮して伝熱面に固着 → スケール
溶けない形 → 底に沈む → スラッジ(吹出しで排出)
狙いは「スケールにさせず、スラッジにして捨てる」ことです。
【清缶剤】
清缶剤とは 水に起因するスケールの付着、腐食といった障害を防ぐため、
解説の続きをみる続きを閉じる
給水及びボイラー水に直接添加する薬品
軟化剤 硬度成分を不溶性の化合物に変える。
炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなど
脱酸素剤 給水中の酸素を除去する。
タンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなど
【硬度成分とは】
カルシウムとマグネシウム
これが多い水を硬水といい、そのまま使えばスケールのもとになります。
【脱酸素剤が要るわけ】
鉄が錆びるには、水と酸素の両方が要る
水は減らせないので、酸素のほうを断ちます。高圧のボイラーでは、固形分を残さないヒドラジンを使います。
出典:二級ボイラー技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「ボイラーの取扱いに関する知識」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第20問ボイラー清缶剤の使用目的として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第18問ボイラーの内面清掃の目的として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第16問ボイラーのガラス水面計の機能試験を行う時期に関するAからDまでの記述で、必要性の高い時期
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第14問ボイラーにおけるキャリオーバの影響に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第12問ボイラーをたき始めるときの、各種の弁又はコックとその開閉の組合せとして、適切でないものは
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第20問次のうち、ボイラー給水の脱酸素剤として使用される薬剤のみの組合せはどれか。
スポンサーリンク

