水管ボイラー及び貫流ボイラーに関し、次のうち適切でないものはどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 第21問
水管ボイラー及び貫流ボイラーに関し、次のうち適切でないものはどれか。
- (1)二胴形の自然循環式水管ボイラーは、上部の気水ドラムと下部の水ドラムとの間に水管群が配置され、燃焼室には水冷壁が設けられている。
- (2)強制循環式水管ボイラーは、ボイラー水の循環系路中に設けたポンプによって、強制的にボイラー水を循環させる。
- (3)水管ボイラーの水冷壁は、燃焼室炉壁に水管を配置したもので、火炎の放射熱を吸収するとともに、炉壁を保護する。
- (4)貫流ボイラーは、管系だけで構成され、蒸気ドラム及び水ドラムがないので、高圧ボイラーに適していない。
- (5)水管ボイラーは、燃焼室を自由な大きさに作ることができるので、燃焼状態が良く、種々の燃料及び燃焼方式に対して適応性がある。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切でありません。
貫流ボイラーは、高圧のボイラーに適した形式です。ドラムがないことは弱点ではなく、むしろ長所になります。
ドラムは大きな円筒なので、高い圧力に耐えさせようとすると板を厚くするほかありません。管だけで組み立てる貫流ボイラーには、その制約がありません。超臨界圧の大型発電用ボイラーが貫流式なのは、このためです。
【水管ボイラー】
二胴形の自然循環式 上部の気水ドラムと下部の水ドラムとの間に水管群を
配置し、燃焼室には水冷壁を設ける
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強制循環式 ボイラー水の循環系路中に設けたポンプによって、
強制的にボイラー水を循環させる
水冷壁 燃焼室炉壁に水管を配置したもの。火炎の放射熱を
吸収するとともに、炉壁を保護する
燃焼室 自由な大きさに作ることができるので、燃焼状態がよく、
種々の燃料及び燃焼方式に対して適応性がある
【強制循環式が要るわけ】
高圧になるほど水と蒸気の密度差が小さくなり、自然の循環力が弱くなる
自然循環は、水と蒸気の重さの差を動力にしています。差が消えれば動かない、という単純な話です。
【水冷壁の二役】
熱を受け取る伝熱面であると同時に、炉壁を熱から守る覆いでもある
出典:ボイラー整備士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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