ボイラーの性能検査時に行う水圧試験(準備、試験、後処理)に関するAからEまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組…
ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識 第4問
ボイラーの性能検査時に行う水圧試験(準備、試験、後処理)に関するAからEまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。A 水圧試験の準備では、水圧試験用の圧力計は、ボイラー本体に直接取り付ける。B 水圧試験の準備では、フランジ形の安全弁及び逃がし弁は、取付け部のフランジに遮断板を当てて塞ぐ。C 水圧試験の準備では、水を張る前に、空気抜弁を開き、他の止め弁を完全に閉止する。D 水圧試験は、常用圧力で異状が認められないことを確認し、その後、30分程度の間に限り、水圧を上昇、降下させて、漏れの有無を調べる。E 水圧試験後、異状が認められないときは、速やかに圧力を下げる。
- (1)A,B,C
- (2)A,B,D,E
- (3)B,C,D
- (4)C,E
- (5)D,E
正答 (1)
正答は (1)。A,B,Cが適切です。
【A 適切】
圧力計はボイラー本体に直接取り付けます。配管を介すると、途中の詰まりや漏れで正しい圧力が読めません。
【B 適切】
フランジ形の安全弁・逃がし弁は、取付け部のフランジに遮断板を当てて塞ぎます。安全弁を付けたままでは、試験圧力に達する前に吹いてしまいます。
【C 適切】
水を張る前に空気抜弁を開き、他の止め弁を完全に閉止します。空気が残ると圧力が安定せず、漏れの判定ができません。
【D 適切でない】
水圧試験は、所定の試験圧力まで上げて保持し、その状態で漏れや変形を調べます。常用圧力のまま上げ下げを繰り返すのは試験になりません。圧力の上下を繰り返すこと自体、材料に無用な負担をかけます。
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【E 適切でない】
試験後は徐々に圧力を下げます。急に抜くと、内部に残る水や蒸気の動きで無理な力がかかります。上げるときも下げるときもゆっくり、が原則です。
【水圧試験の流れ】
準備 圧力計を本体に直付け/安全弁を遮断板で塞ぐ/空気抜弁を開いて満水
昇圧 常用圧力まで上げて異状のないことを確かめ、そこから試験圧力へ
保持 試験圧力で保持し、漏れ・変形・にじみを調べる
降圧 徐々に下げる
【後処理】
遮断板やプラグを外し忘れないこと
外し忘れたまま運転すると、安全弁が働かないボイラーになります。
出典:ボイラー整備士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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