三相かご形誘導電動機の始動方法として,用いられないものは。…

一般問題 第10問

三相かご形誘導電動機の始動方法として,用いられないものは。

正答 ニ
正答は (4)。 【結論】 二次抵抗始動は、回転子の巻線を外部に引き出して抵抗器をつなぐ方法です。かご形誘導電動機の回転子は導体棒と端絡環を鋳込んだ「かご」そのもので、外部に端子が出ていません。したがって二次側に抵抗を入れることが物理的にできず、かご形の始動方法としては用いられません。これは巻線形誘導電動機の始動方法です。 【かご形で使われる始動方法】  全電圧始動(直入れ)   定格電圧をそのまま加える。最も簡単だが始動電流が大きい  スターデルタ始動     始動時だけスター結線にして巻線への電圧を下げる
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 リアクトル始動      電源と電動機の間にリアクトルを入れ、電圧降下で電圧を下げる  始動補償器始動      単巻変圧器でタップを選び、低い電圧で始動させる いずれも「電動機の外側で加える電圧を下げる」という発想です。かご形は回転子に手を入れられないので、始動電流を抑えたければ固定子側の電圧を下げるしかありません。 【二次抵抗始動が巻線形のものである理由】 巻線形の回転子にはスリップリングとブラシがあり、巻線の端が外部に出ています。ここに抵抗器をつなぐと、始動時は抵抗を大きくして始動電流を抑えつつ始動トルクを増やし、回転が上がるにつれて抵抗を減らしていくという制御ができます。始動電流を下げながら始動トルクは下がらない点が、電圧を下げる方式との大きな違いです。 【間違えやすい点】 スターデルタ始動とリアクトル始動は、どちらも加える電圧を下げるので始動トルクも下がります。重い負荷を最初から回す用途には向きません。始動方式を選ぶときは、始動電流だけでなく始動トルクも一緒に見る必要があります。

出典:令和7年度上期(出題例)第一種電気工事士学科試験 問10(一般財団法人 電気技術者試験センター 公表)出典元ページ

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