放射線防護のための被ばく線量の算定に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか…
ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第7問
放射線防護のための被ばく線量の算定に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 外部被ばくによる実効線量は、法令に基づき放射線測定器を装着した各部位の1cm線量当量及び70 µm線量当量を用いて算定する。B 皮膚の等価線量は、ガンマ線については70 µm線量当量により算定する。C 眼の水晶体の等価線量は、放射線の種類及びエネルギーに応じて、1cm線量当量、3mm線量当量又は70 µm線量当量のうちいずれか適切なものにより算定する。D 妊娠中の女性の腹部表面の等価線量は、腹・大腿部における70 µm線量当量により算定する。
- (1)A,B
- (2)A,C
- (3)A,D
- (4)B,C
- (5)B,D
正答 (3)
正答は (3)。A,D が誤りです。
【誤っているもの】
A 外部被ばくによる実効線量は、1cm線量当量を用いて
算定します。70µm線量当量は使いません
D 妊娠中の女性の腹部表面の等価線量は、腹・大腿部における
1cm線量当量により算定します。70µm線量当量ではありません
【正しいもの】
B 皮膚の等価線量は、ガンマ線については70µm線量当量に
より算定する
C 眼の水晶体の等価線量は、放射線の種類及びエネルギーに
応じて、1cm線量当量、3mm線量当量又は70µm線量当量のうちいずれか適切なものにより算定する
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【三つの線量当量と、測る深さ】
1cm線量当量 深さ1cm → 実効線量、体の深部
3mm線量当量 深さ3mm → 眼の水晶体
70µm線量当量 深さ70µm → 皮膚
体の中のどの深さにあるかで使い分けます。皮膚は表面なので70µm、水晶体は目の奥にあるので3mm、内臓は1cmです。
【妊娠中の女性の腹部表面】
「表面」という言葉があるが、1cm線量当量を使う
守るべきはおなかの中の胎児です。表面の皮膚ではありません。「表面」の語に引かれて70µmを選ばせるのが、Dの仕掛けです。
【実効線量】
全身の被ばくを代表する量
深部の臓器を守る量なので、1cm線量当量を使います。70µm線量当量は皮膚の評価にだけ使います。
【眼の水晶体が三つから選べるわけ】
放射線の種類とエネルギーによって、適切な深さが変わる
ガンマ線では1cm線量当量、ベータ線では70µm線量当量が選ばれることが多くなります。Cは正しく三つを挙げています。
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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