法定利率に関する次の記述のうち、民法の規定および判例に照らし、妥当でないものはどれか。…

民法 問題33

法定利率に関する次の記述のうち、民法の規定および判例に照らし、妥当でないものはどれか。

正答 (2)
正答は (2)。これが妥当でありません。 利息を生ずべき債権について別段の意思表示がないときは、その利率は、その利息が生じた最初の時点における法定利率によります(民法404条1項)。いったん適用される法定利率が決まると、その後に法定利率が変動しても、その債権に適用される利率は変わりません。法定利率は3年ごとに見直される変動制(同条3項〜5項)ですが、個々の債権の利率まで一緒に変動するわけではありません。 【ほかの選択肢】 (1) 妥当 利息付きの消費貸借では、貸主は借主が金銭その他の物を受け取った日以後の利息を請求できます(589条2項)。利息が生じた最初の時点は受け取った日なので、その日の法定利率によります(404条1項)。
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(3) 妥当 金銭債務の不履行の損害賠償の額は、債務者が遅滞の責任を負った最初の時点における法定利率によって定めます。ただし、約定利率が法定利率を超えるときは、約定利率によります(419条1項)。約定利率が法定利率より低いときは、法定利率によります。 (4) 妥当 不法行為に基づく損害賠償債務は、損害の発生と同時に、何らの催告を要することなく遅滞に陥ると解されています(最判昭和37年9月4日)。そのため、遅延損害金は、原則として不法行為時の法定利率によって計算されます。 (5) 妥当 将来において取得すべき利益についての損害賠償の額を定める場合に、その利益を取得すべき時までの利息相当額を控除するときは、その損害賠償の請求権が生じた時点における法定利率によります(417条の2第1項、不法行為には722条1項で準用)。

出典:令和4年度 行政書士試験 問題33(一般財団法人行政書士試験研究センター公表)出典元ページ

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