デジタル環境での情報流通に関する次の記述のうち、妥当でないものはどれか。…
基礎知識 問題54
デジタル環境での情報流通に関する次の記述のうち、妥当でないものはどれか。
- (1)生成AI が、利用者からの質問を受けて、誤った情報をあたかも真実であるかのように回答する現象を、アノテーションという。
- (2)情報が大量に流通する環境の中で、人々が費やせるアテンションや消費時間が希少になり、それらが経済的価値を持つようになることを、アテンションエコノミーという。
- (3)SNS などを運営する事業者が、違法コンテンツや利用規約違反コンテンツを削除することなどを、コンテンツモデレーションという。
- (4)SNS などで流通する情報について、第三者がその真偽を検証して結果を公表するなどの活動を、ファクトチェックという。
- (5)SNS などのアルゴリズムにより、自分の興味のある情報だけに囲まれてしまう状況を、フィルターバブルという。
正答 (1)
正答は (1)。これが妥当でありません。
生成AIが、事実と異なる情報や存在しない情報を、もっともらしく真実であるかのように出力する現象は「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれます。「アノテーション」は、AIの学習用データに対して、画像に写っている物の名前や文章の意味などのラベル(注釈)を付ける作業を指す言葉です。
【ほかの選択肢】
(2) 妥当
情報が過剰に供給される環境では、人々の関心(アテンション)や時間が希少な資源となり、それ自体が経済的価値を持って取引されるようになります。これをアテンションエコノミーといいます。
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(3) 妥当
プラットフォーム事業者が、違法な情報や利用規約に違反する投稿を削除したり、表示を制限したり、アカウントを停止したりすることを、コンテンツモデレーションといいます。
(4) 妥当
社会に広まっている情報や言説の真偽・正確性を、第三者が調べて評価し、その結果を公表する活動をファクトチェックといいます。
(5) 妥当
利用者の閲覧履歴などをもとにしたアルゴリズムによって、自分の興味・関心に合う情報ばかりが表示され、異なる意見に触れにくくなる状況をフィルターバブルといいます。似た意見ばかりが増幅されるエコーチェンバーと並んで、情報の偏りの問題として指摘されます。
出典:令和6年度 行政書士試験 問題54(一般財団法人行政書士試験研究センター公表)出典元ページ
この試験問題は、一般財団法人行政書士試験研究センターの許諾を得て掲載しています。無断での転載・複製を禁じます。解説は過去問NAVIが独自に作成したもので、同センターの見解ではありません。
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