圧気トンネル工法において、切羽前面から土砂中に漏出する空気量が、作業室内における安全衛生上の所要空気量を上回っているとき…
圧気工法 第6問
圧気トンネル工法において、切羽前面から土砂中に漏出する空気量が、作業室内における安全衛生上の所要空気量を上回っているときに、全体の所要空気量の算定式の中に算定しないものは、次のうちどれか。
- (1)セグメントの継手から漏出する空気量
- (2)切羽前面から土砂中に漏出する空気量
- (3)エアロックの継手から漏出する空気量
- (4)作業室内の安全衛生上の所要空気量
- (5)送気管の継手から漏出する空気量
正答 (4)
正答は (4)。作業室内の安全衛生上の所要空気量を算入しません。
【判断の分かれ目】
切羽前面から土砂中に漏出する空気量
作業室内の安全衛生上の所要空気量
この二つは足し合わせません。大きいほうだけを採ります。
問題文は「切羽前面から漏出する空気量が、所要空気量を上回っているとき」と断っています。したがって漏気のほうを採り、所要空気量は算入しません。
【なぜ足さないのか】
切羽前面から漏れ出す空気も、作業室の空気を入れ替えている
漏れた分だけ新しい空気が送り込まれるのですから、それ自体が換気になっています。漏気が換気所要量より多ければ、換気のための追加は要りません。
解説の続きをみる続きを閉じる
【常に算入するもの】
(1) セグメントの継手から漏出する空気量
(3) エアロックの継手から漏出する空気量
(5) 送気管の継手から漏出する空気量
これらは換気の役には立たない、純粋な損失です。必ず足します。エアロックの開閉による空気量も同じです。
【まとめると】
Q = 継手からの漏気の合計 + エアロックの開閉分
+ 切羽前面からの漏気と換気所要量のうち大きいほう
【逆の場合】
漏気が換気所要量より少なかったなら
→ 所要空気量を採り、漏気を落とす
数値を比べてから決めるのがこの設問の要点です。ニューマチックケーソンでは「刃口下部からの漏気」、圧気トンネルでは「切羽前面からの漏気」と、呼び名が変わるだけで考え方は同じです。
【引っかかりやすい点】
すべてを足したくなるが、この二つは二重計上になる
出典:高圧室内作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「圧気工法」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第6問周辺が攪乱されやすいニューマチックケーソンの場合に、作業気圧を計算する際に一般に使用され
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第4問圧気トンネル工法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第2問ニューマチックケーソンの種類とその概要に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第10問圧気工事における有害ガス及びその測定などに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第8問ニューマチックケーソンにおいて、作業室内における安全衛生上の所要空気量が、刃口下部から土
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第6問圧気工法において、作業気圧を計算する際に用いる土質係数について、土質を土質係数が小さい方
スポンサーリンク

