厚生労働省の「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。…

労働衛生 第16問

厚生労働省の「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

正答 (1)
正答は (1)。これが正しい記述です。 経営トップ自らが安全衛生方針を表明することを、このガイドラインは最初に挙げています。 高年齢労働者の労働災害を防ぐには、設備の改修も作業の見直しも要ります。どちらも費用と人手がかかるので、現場の判断だけでは進みません。だから、トップが方針を示すところから始めさせています。 【ほかの選択肢の誤り】 (2) 対策を推進するための担当部署や担当者は、むしろ   指定する。避けるのではない (3) 警報音は、年齢とともに聞き取りにくくなる高音域   を避け、低音域の音を採用する
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(4) 体力チェックには評価基準を設ける。設けないので   はない (5) 高年齢労働者にも安全衛生教育を行う。時間をかけ、   写真や図を活用するなど、分かりやすく実施する 【高い音から聞こえなくなる】 加齢による難聴は、まず高音域から始まります。 だから高齢者が働く職場の警報音は、低い音にします。 (3) は「年齢によらず聞き取りやすい高音域」と書いて いますが、高音域こそ年齢の影響を受けます。 【ガイドラインの五つの柱】 安全衛生管理体制の確立等 職場環境の改善 高年齢労働者の健康や体力の状況の把握 高年齢労働者の健康や体力の状況に応じた対応 安全衛生教育 【職場環境の改善の例】 身体機能の低下を補う設備・装置の導入  視力  照度を高める、段差を分かりやすくする  聴力  警報音は低音域にする  筋力  不安定な姿勢での作業をなくす、手すりを      付ける、重量物は補助機器を使う  平衡感覚 床の凹凸や段差をなくす、滑りにくくする 勤務形態や勤務時間の工夫  勤務時間の短縮、深夜業の回数の削減、交替制勤務の配慮、ゆとりある作業ペース 【体力チェックの扱い】 継続的に実施することが望ましい 評価基準を設け、本人が自らの体力を把握できるようにする 結果を、不利益な取扱いに使わない 基準を設けないのではなく、基準を設けたうえで、それを処遇に結びつけない、という作りです。「評価基準を設けない」と「不利益に使わない」は別のことです。 【教育の考え方】 高年齢労働者にも安全衛生教育は必要です。経験が長い ことと、身体機能の変化に気づいていることは、別だ からです。時間を短くするのではなく、写真や図を使い、時間に余裕を持たせて行います。

出典:第二種衛生管理者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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