成人の鼠径ヘルニアで正しいのはどれか。…
D問題 第5問
成人の鼠径ヘルニアで正しいのはどれか。
- (1)高齢女性に多い。
- (2)外ヘルニアである。
- (3)内鼠径ヘルニアの頻度が高い。
- (4)腹膜鞘状突起の閉鎖不全が原因である。
- (5)開腹手術の既往はリスクファクターである。
正答 (2)
正答は (2)。外ヘルニアである、が正しいです。
ヘルニアの内容が腹壁の外(皮下)へ出てくるものを外ヘルニア、腹腔内のくぼみや孔に入り込むものを内ヘルニアと呼びます。鼠径ヘルニアは鼠径部の皮下にふくらみを作るので、外ヘルニアです。
【ほかの選択肢】
(1) 高齢女性に多い 誤り
成人の鼠径ヘルニアは男性に圧倒的に多い病気です。
高齢女性に多いのは大腿ヘルニアです
(3) 内鼠径ヘルニアの頻度が高い 誤り
成人でも外鼠径ヘルニアが最も多いとされます
(4) 腹膜鞘状突起の閉鎖不全が原因である 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
鞘状突起の開存は小児の外鼠径ヘルニアの原因です。
成人では加齢による腹壁(横筋筋膜など)の脆弱化と腹圧の上昇が主な要因です
(5) 開腹手術の既往はリスクファクターである 誤り
開腹手術の傷にできるのは腹壁瘢痕ヘルニアです
【外鼠径と内鼠径】
外鼠径ヘルニア 下腹壁動静脈の外側の内鼠径輪から出る(間接)
内鼠径ヘルニア 下腹壁動静脈の内側のHesselbach三角から出る(直接)
出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問5(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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