60 歳の女性。嗄声を主訴に来院した。1 か月前から声がかすれることに気付いた。様子をみていたが症状が改善しないため受診…

F問題 第36問

60 歳の女性。嗄声を主訴に来院した。1 か月前から声がかすれることに気付いた。様子をみていたが症状が改善しないため受診した。安静呼吸時と発声時の喉頭内視鏡像(別冊No. 3A、B)を別に示す。考えられるのはどれか。

医師 2024年(令和6年) 第36問の図
正答 (4)
正答は (4)。声帯麻痺です。 安静呼吸時(A)では、片側の声帯は外側へ開いていますが、もう片側の声帯は正中寄りにとどまって開かず、声門の開きが左右非対称です。発声時(B)は声帯がほぼ正中に寄りますが、閉じきらずにすき間が残ります。声帯の表面に腫瘤やポリープ、白斑はありません。声帯が閉じきらないため、息がもれてかすれた声(気息性嗄声)になります。片側の声帯麻痺(反回神経麻痺)です。 声帯麻痺の原因を探すことが大切で、反回神経の走行に沿って、甲状腺癌、食道癌、肺癌、縦隔のリンパ節転移、大動脈瘤などがないかを頸部・胸部のCTで調べます。左の反回神経は大動脈弓を回って長く走るので、左の麻痺が多くなります。
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【ほかの選択肢】 (1) 声帯癌 誤り 声帯の表面に白斑や不整な隆起がみられます (2) 声帯結節 誤り   声を酷使する人の両側の声帯の中央付近に、左右対称の小さな隆起ができます (3) 声帯ポリープ 誤り 片側の声帯に表面のなめらかな隆起ができます (5) ポリープ様声帯 誤り   喫煙者の両側の声帯全長がぶよぶよと腫れ、低い声になります

出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問36(厚生労働省 公表)出典元ページ

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