生後4 か月の男児。3 回目のロタウイルスワクチンの接種のため母親に連れられて来院した。…

F問題 第57問

生後4 か月の男児。3 回目のロタウイルスワクチンの接種のため母親に連れられて来院した。①在胎36 週2 日、②体重2,460 g で出生した。新生児期に心雑音を指摘され、③卵円孔開存と診断されたが、器質的な心疾患は指摘されていない。④腸重積の既往がある。⑤来院後の体温は37.0 ℃であった。下線部のうち、ロタウイルスワクチンの接種が不適当と判断される理由はどれか。

正答 (4)
正答は (4)。④の腸重積の既往です。 ロタウイルスワクチンは、腸重積症の既往がある乳児には接種できません(接種不適当者)。ワクチン接種の後、まれに腸重積症が起こることがあり、既往のある児では再発の危険が高くなると考えられるためです。先天性の消化管の病気(腸重積を起こしやすい未治療の奇形)や、重症複合免疫不全症のある児も接種不適当者です。 【ほかの下線部(接種をやめる理由にならない)】 ① 在胎36週2日    早産児でも、生まれた日からの月齢で接種します ② 体重2,460 g    低出生体重児でも接種できます
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③ 卵円孔開存     器質的な心疾患ではなく、接種に問題はありません ⑤ 体温37.0 ℃     明らかな発熱(37.5 ℃以上)ではありません 【あわせて】 ロタウイルスワクチンは経口の生ワクチンで、2020年10月から 定期接種になっています。接種後1〜2週間は腸重積症の徴候 (不機嫌、嘔吐、血便、ぐったりする)に注意するよう保護者に伝えます。

出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問57(厚生労働省 公表)出典元ページ

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