40 歳の男性。右胸部から右背部の皮疹を主訴に来院した。7 日前から右胸部の痛みを自覚した。5 日前に右胸部から右背部に…

F問題 第58問

40 歳の男性。右胸部から右背部の皮疹を主訴に来院した。7 日前から右胸部の痛みを自覚した。5 日前に右胸部から右背部にかけて皮疹が出現した。痛みが増強したため来院した。最近、過労気味であった。胸部の写真(別冊No. 8A:胸部B:右胸部の拡大)を別に示す。写真B でみられる皮疹の種類はどれか。2 つ選べ。

医師 2024年(令和6年) 第58問の写真
正答 (3)(4)
正答は (3)と(4)。水疱と膿疱です。 過労の後に、右胸部の痛みが先行し、その後、右胸部から右背部へ帯状に皮疹が出ています(写真A)。片側の一つの神経(肋間神経)の支配領域に沿った分布で、帯状疱疹です。拡大写真(B)では、紅斑の上に、透明な内容をもつ小さな水疱が集まり(集簇し)、一部は内容が黄色く濁って膿疱になっています。水疱は時間がたつと膿疱になり、やがてかさぶた(痂皮)になります。 【ほかの選択肢】 (1) 血疱 誤り 内容が血液で、赤黒く見える水疱です (2) 紫斑 誤り 皮膚の中の出血で、押しても消えない赤紫色の斑です
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(5) 膿瘍 誤り 真皮から皮下に膿がたまった、深い位置の病変です 【治療と合併症】 早期に抗ヘルペスウイルス薬(バラシクロビルなど)を内服します。 痛みが皮疹の後も長く続く帯状疱疹後神経痛に注意します。 50歳以上では帯状疱疹ワクチンで予防できます。

出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問58(厚生労働省 公表)出典元ページ

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