転移揚力に関する記述で正しいものはどれか。…
航空工学(回転翼) 第11問
転移揚力に関する記述で正しいものはどれか。
- (1)転移揚力の大きさは対地速度の大きさで決定される。
- (2)転移揚力とは、前進速度の増加に伴うロータ回転面への空気流入量の増加により、誘導速度が減少することによって得られる揚力増加のことをいう。
- (3)対気速度10kt~15kt付近になると、ヘリコプタが右に傾こうとしたり、低周波の振動が発生する。
- (4)地面からロータ回転面までの高さがロータの直径を越えると効果はなくなる。
正答 (2)
正答は (2)。前進速度が増えると回転面に入る空気の量が増え、誘導速度が減って揚力が増えます。これが転移揚力です。
ホバリングでは、ロータが自ら作る下向きの流れ(誘導速度)で迎え角が小さくなっています。前進すると新しい空気が多く流れ込み、誘導速度が減って同じピッチで揚力が増します。
【ほかの選択肢】
(1) 転移揚力は対気速度で決まります。対地速度ではありません 誤り
(3) 右へ傾く傾向や振動は、前進時に回転面の前後で流れが違うことによる別の現象(横流効果)とされ、転移揚力の説明ではありません 誤り
(4) ロータの直径の高さを超えると効果がなくなるのは、地面効果の説明です 誤り
【覚え方】
転移揚力は「対気速度」、地面効果は「高さ」で決まります。
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 自家用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問11(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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