A さん(30 歳、経産婦)は、2 年前に離婚し長女(3 歳)と2 人暮らしだったが、パートナー(36 歳、会社員)と同…
午前 第54問
A さん(30 歳、経産婦)は、2 年前に離婚し長女(3 歳)と2 人暮らしだったが、パートナー(36 歳、会社員)と同居後まもなくして妊娠が判明し、婚姻届を提出している。妊娠経過は順調で、妊娠37 週に3,000 g の男児を出産、産後5 日に2,900 g の児とともに退院した。保健センターから委託を受けた助産師は、産後25 日に新生児訪問でA さんの自宅を訪問した。児は母乳栄養で退院時から体重が420 g 増加、活気があり、頭皮、両眉および両頰に丘状の黄色湿疹があり、べたついている。A さんは「沐浴は夫が毎日、ガーゼのハンカチを使って石鹸でしっかり洗っています。沐浴後は母乳を飲ませています」と話す。児の排尿は8 ~10 回/日、排便は2 ~3 回/日程度である。A さんは「夫は妊娠中は上の子とよく遊んでくれましたが、退院してからは生まれた子を特に可愛がります。上の子が夫に抱っこをせがんだら応じますが、自分から上の子を抱っこすることはありません。上の子をもっと抱っこしてあげてほしいと夫には伝えています」と話す。夫によるA さんや第1 子への暴力的な言動はない。A さんは1 年間の育児休業を取得予定である。このときの助産師のA さんへの対応で適切なのはどれか。
- (1)要保護児童対策地域協議会とA さんの情報を共有することを伝える。
- (2)A さんと夫それぞれの家族への思いについて情報収集を継続する。
- (3)第1 子の一時預かり事業の利用を勧める。
- (4)児童相談所への相談を勧める。
正答 (2)
正答は (2)。Aさんと夫それぞれの家族への思いについて情報収集を続けます。
Aさんの家族は、Aさんの連れ子の長女と、夫との間に生まれた児がいるステップファミリーです。夫は長女を拒んでいるわけではなく、暴力もありません。新しい家族の関係はできていく途中なので、Aさんと夫がそれぞれ家族をどう感じているかを丁寧に聞き、関係の変化を見守ります。
【ほかの選択肢】
(1) 要保護児童対策地域協議会と情報を共有 虐待やその疑いを示す情報はなく、今の段階で必要ではない 誤り
(3) 第1子の一時預かりを勧める 長女と家族の関わりを減らすことになり、課題の解決にならない 誤り
(4) 児童相談所への相談を勧める 虐待の兆候はなく、必要ではない 誤り
出典:2025年(令和7年) 助産師国家試験 問54(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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