予算管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

管理会計論 管理会計論 問題12

予算管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.予算による調整はコミュニケーションの役割を果たす。その役割の一つに,予算編成過程において,企業全体の目標や各部門の計画を組織構成員に周知し,受容させることがある。イ.予算編成時に前提とした条件が変化した場合に,予算に期待される計画機能を維持するために予算を修正することがある。この修正された予算を実行予算と呼ぶ。ウ.ボトム・アップ型の予算編成には,現場の情報を目標設定に反映することで実状に見合った目標値として予算が設定されるという長所があるが,その反面,企業全体の戦略や計画との整合性を欠く予算が設定されるおそれもある。エ.予算は,業務執行に関する総合的な期間計画である。したがって,予算編成の過程では,製品組合せの決定や部品を自製するか外注するかの決定等の選択的事項に関する意思決定を含めることはない。

正答 (2)
正答は (2)。予算は目標や計画を伝え受容させる役割を持ち(ア)、ボトム・アップ型は実状に合う反面、全社戦略と食い違うおそれがあります(ウ)。 予算の機能と予算編成の方式を問う問題です。 【各記述】 ア 正しい。予算による調整は、コミュニケーションの役割を果たします。予算編成の過程で、全社の目標や各部門の計画を組織の構成員に伝え、受け入れさせることもその一つです。 イ 誤り。前提条件の変化に合わせて計画機能を保つために修正した予算は、一般に「修正予算」と呼ばれ、実行予算とは区別されます。 ウ 正しい。ボトム・アップ型は現場の情報を反映でき実状に合った予算になりますが、全社の戦略や計画との整合性を欠くおそれがあります。
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エ 誤り。予算編成の過程では、製品組合せや部品の自製か購入かといった個別の意思決定の結果も取り込まれます。選択的事項の意思決定を含めないとはいえません。 正しいのはアとウで、(2) です。

出典:2024年(令和6年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題12(金融庁 公表)出典元ページ

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