監査事務所の品質管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題8

監査事務所の品質管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.監査事務所は,監査契約の新規の締結及び更新に関する品質目標を設定する際に,監査事務所の業務上の目的を優先した上で,経営者の誠実性及び監査事務所の能力を考慮しなければならない。イ.監査事務所は,品質管理システムに関する最高責任を監査事務所の最高責任者以外に割り当てた場合,品質管理システムに関する説明責任を含む最終的な責任をその割り当てられた者に負わせる。ウ.監査事務所は,専門性が高く,判断に困難が伴う事項や見解が定まっていない事項について専門的な見解の問合せを行い,合意された結論に従って対処することを品質目標として設定しなければならない。エ.監査事務所は,品質管理システムの整備及び運用について,関連性及び信頼性が高くかつ適時性を有する情報を提供することを達成するために,モニタリング及び改善プロセスを定めなければならない。

正答 (6)
正答は (6)。専門的な見解の問合せ(ウ)と、モニタリング及び改善プロセスの目的(エ)が正しい記述です。 品質管理基準(2021年改訂)と品質管理基準報告書第1号は、リスク・アプローチの品質管理システムを求めています。 【各記述】 ア 誤り。監査契約の新規の締結・更新では、監査事務所の業務上・財務上の目的を優先させて契約の判断がゆがめられないことが品質目標とされています。業務上の目的を優先するのではありません。 イ 誤り。品質管理システムに関する最終的な責任(説明責任を含む)は、監査事務所の最高責任者に割り当てます。運用の責任を他の者に割り当てても、最終的な責任は最高責任者が負います。
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ウ 正しい。専門性が高く判断に困難が伴う事項や見解が定まっていない事項について専門的な見解の問合せを行い、合意された結論に従って対処することは、業務の実施に関する品質目標の一つです。 エ 正しい。監査事務所は、品質管理システムの整備・運用について、関連性・信頼性が高く適時性を有する情報を提供すること、不備に対して適切な措置を講じることを達成するため、モニタリング及び改善プロセスを定めます。 正しいのはウとエで、(6) です。

出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題8(金融庁 公表)出典元ページ

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