監査証拠に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題16

監査証拠に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.監査証拠の十分性と適切性は相互に関連しており,監査要点の立証に際して,入手した監査証拠の質が高い場合は必要な監査証拠の量は少なくて済むが,監査証拠の質が低い場合は監査証拠の量によって補わなければならない。イ.監査人は,監査サンプリングによる試査を実施する際,運用評価手続においてはサンプルの逸脱率から母集団全体の逸脱率を,詳細テストにおいてはサンプルで発見した虚偽表示額から母集団全体の虚偽表示額を,それぞれ推定しなければならない。ウ.監査人の利用する専門家は,たとえそれが外部の専門家であっても,監査人が監査証拠を入手するに当たっての外部情報源とはみなされない。エ.監査人は,実地棚卸の立会を実施する際に棚卸資産を実査することで,棚卸資産の実在性だけでなく,評価の妥当性に関する監査証拠が得られることがある。

正答 (6)
正答は (6)。監査人の利用する専門家は外部情報源に当たらず(ウ)、実地棚卸の立会では評価に関する証拠も得られます(エ)。 監査基準委員会報告書500(監査証拠)、530(監査サンプリング)、501(特定項目の監査証拠)を問う問題です。 【各記述】 ア 誤り。十分性(量)と適切性(質)は相互に関連し、質が高ければ必要な量は少なくて済みます。しかし、質の低い監査証拠は、量を増やしても補えないとされています。 イ 誤り。詳細テストでは、サンプルで発見した虚偽表示額から母集団の虚偽表示額を推定します。運用評価手続では、サンプルの逸脱率がそのまま母集団の推定逸脱率となるため、改めて推定する必要はありません。
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ウ 正しい。外部情報源とは企業外部の個人や組織が提供する情報で、監査人の利用する専門家は、外部の専門家であっても外部情報源には含まれません。 エ 正しい。実地棚卸の立会で棚卸資産を実査すると、実在性のほか、陳腐化品・損傷品の把握などを通じて評価の妥当性に関する証拠も得られることがあります。 正しいのはウとエで、(6) です。

出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題16(金融庁 公表)出典元ページ

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