A さん(30 歳、男性)は統合失調症で内服治療をしていた。最近、部屋にこもり、精神科受診以外は外出しなくなった。ある日…
午前 第115問
A さん(30 歳、男性)は統合失調症で内服治療をしていた。最近、部屋にこもり、精神科受診以外は外出しなくなった。ある日、母親がA さんの部屋で大量の薬を見つけ、確認すると「薬は飲みたくない」と話した。受診に付き添った母親は「A は昼間に寝ていて、夜に窓を開けて、隣の家に向かって『悪口を言うな』『監視するな』と大声で怒鳴る」と主治医に話した。A さんと母親の強い希望があり、精神科病棟に入院することになり、薬物療法が開始された。入院3日、夜間の巡視のたびにA さんは起きていて「隣の人が自分を監視している」「皆が悪口を言っている」と小さな声で看護師に話した。日中はホールで眠そうにしていることもあり、レクリエーションには「疲れた」と言って参加しない。他の患者と話すことはあるがトラブルはない。歯磨きや身だしなみは、声をかけると行う。A さんのセルフケアの観察項目で優先度が高いのはどれか。
- (1)孤独と付き合いのバランス
- (2)活動と休息のバランス
- (3)安全を保つ能力
- (4)個人衛生
正答 (2)
正答は (2)。活動と休息のバランスの観察の優先度が高くなります。
Aさんは夜間の巡視のたびに起きていて、日中はホールで眠そうにしており、レクリエーションにも「疲れた」と参加していません。幻聴や被害妄想で夜に眠れず、昼夜のリズムが乱れています。睡眠がとれないと精神症状の悪化にもつながるため、活動と休息のバランスを優先して観察します。
【ほかの選択肢】
(1) 孤独と付き合いのバランス 他の患者と話すこともあり、トラブルもない 誤り
(3) 安全を保つ能力 自分や他人を傷つける言動は示されていない 誤り
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(4) 個人衛生 声をかければ歯磨きや身だしなみができている 誤り
【オレム−アンダーウッドのセルフケア要素】
空気・水・食物、排泄、個人衛生、活動と休息、孤独と付き合い、安全を保つ能力の6つです。
出典:2025年(令和7年) 看護師国家試験 問115(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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