立位姿勢から膝関節を屈曲し、体幹を前傾させて静止した姿勢を図に示す。床反力ベクトルの作用線の向きが正しいのはどれか。…
午前 第2問
立位姿勢から膝関節を屈曲し、体幹を前傾させて静止した姿勢を図に示す。床反力ベクトルの作用線の向きが正しいのはどれか。ただし、矢印は力の向き、点線はその延長線を示す。
- (1)a
- (2)b
- (3)c
- (4)d
- (5)e
正答 (3)
正答は (3)。c が正しい向きです。
体が静止しているとき、体に働く力は重力と床反力の2つだけで、両者はつり合っています。つり合うためには、床反力は重力と同じ大きさで向きが反対、しかも同じ作用線上になければなりません。重力は身体重心から鉛直下向きに働くので、床反力の作用線は足底の圧中心から鉛直上向きに伸び、身体重心を通ります。
図で、矢印を上へ延ばした線(点線)が身体重心を通るのは c です(足部の後ろ寄りから前上方へわずかに傾いた線)。膝を曲げ体幹を前傾していても、静止している限りこの関係は変わりません。
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【ほかの選択肢】
(1) a 作用線が重心より後方を通る 誤り
(2) b 作用線が重心から外れる 誤り
(4) d 前足部から後方へ傾き、作用線が重心より後方を通る 誤り
(5) e 作用線が重心から大きく前方に外れる 誤り
【関節モーメントへの応用】
床反力の作用線が関節のどちら側を通るかで、その関節に外からかかるモーメントの向きが決まります。この姿勢では作用線が膝関節の後方を通るため、膝を曲げようとするモーメントがかかり、これに大腿四頭筋が抗しています。
出典:2023年(令和5年) 理学療法士国家試験 問2(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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