次の記述は、マイクロ波中継回線などで用いられる無給電アンテナの一種である平面反射板の一般的な特徴について述べたものである…
無線工学B 無線工学B A-12
次の記述は、マイクロ波中継回線などで用いられる無給電アンテナの一種である平面反射板の一般的な特徴について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。
- (1)平面反射板と入射波の波源となる励振アンテナとの距離がフレネル領域にあるものを近接形平面反射板という。
- (2)平面反射板は、給電線を用いないので給電線で生じる損失がなく、ひずみの発生なども少ない。
- (3)平面反射板により電波通路を変えて通信回線を構成する場合、熱雑音の増加、偏波面の調整、他回線への干渉などに注意する必要がある。
- (4)遠隔形平面反射板の受信利得は、電波の入射方向より見た平面反射板の有効開口面積で決まり、使用波長には依存しない。
- (5)励振アンテナに近接して平面反射板を設けて電波通路を変える場合、この複合アンテナ系の利得は、励振アンテナと平面反射板との距離、平面反射板の面積と励振アンテナの開口面積との比などで決まる。
正答 (4)
正答は (4)。遠隔形平面反射板の利得は 4πA/λ² の形で表され、使用波長に依存するので、依存しないとするのが誤りです。
遠隔形の平面反射板は、受けた電波を反射して送り出すので、受信と再放射の利得は、有効開口面積をAeとして 4πAe/λ² です。同じ大きさの反射板でも、波長が短い(周波数が高い)ほど利得が大きくなります。
【ほかの選択肢】
(1) 励振アンテナとの距離がフレネル領域にあるものが近接形です 正しい
(2) 給電線が無いので、給電線の損失やひずみがありません 正しい
(3) 熱雑音の増加・偏波面・他回線への干渉に注意が要ります 正しい
(5) 近接形の利得は、距離や面積の比などで決まります 正しい
出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学B A-12(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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