次の記述は、SCPC方式の衛星通信の中継器などに用いられる電力増幅器について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句…

無線工学A 無線工学A A-13

次の記述は、SCPC方式の衛星通信の中継器などに用いられる電力増幅器について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。なお、同じ記号の[  ]内には、同じ字句が入るものとする。(1) 電力効率を良くするために増幅器が非線形領域で動作するように設計されていると、相互変調積が生じて信号と異なる周波数帯の成分が生じる。このため、単一波を入力したときの飽和出力電力に比べて、複数波を入力したときの帯域内の各波の飽和出力電力の[A]。(2) 増幅器の動作点の状態を示す入力バックオフは、単一波を入力したときの飽和[B]P1〔W〕と複数波の全入力電力P2〔W〕との比 P1 /P2 をデシベルで表したものである。(3) 相互変調積などの影響を軽減するには、入力バックオフを[C]することなどがあるが、あまり入力バックオフを[C]してしまうと、中継器の電力利用効率を低下させてしまう。

正答 (1)
正答は (1)。複数波では相互変調積に電力を取られて各波の飽和出力の総和は減り、入力バックオフ P1/P2 を大きくすると相互変調は減ります。 非線形な領域で複数の波を増幅すると、相互変調積に電力が回るので、希望の各波の飽和出力の総和は、単一波の飽和出力より小さくなります。 入力バックオフは、単一波の飽和入力電力P1と、複数波の全入力電力P2の比です。バックオフを大きくする(入力を下げる)と線形に近い領域で動いて相互変調は減りますが、出力も下がるので電力の利用効率が落ちます。
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【ほかの選択肢】 (4) (5) 相互変調積が生じる分、総和は減少します (3) (5) バックオフは入力電力の比で定めます (2) (3) バックオフを小さくすると、飽和に近づき相互変調が増えます

出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学A A-13(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ

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