次の記述は、図に示す極超短波(UHF)帯の見通し距離内における受信電界強度のハイトパターンについて述べたものである。[ …
無線工学A 無線工学A 〔21〕
次の記述は、図に示す極超短波(UHF)帯の見通し距離内における受信電界強度のハイトパターンについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 受信点のアンテナの高さを変化させると、直接波と[A]との通路差が変わるため、受信電界強度は、両波の[B]によって直接波の電界強度E0より強くなったり弱くなったりして変化する。(2) 受信電界強度の極大値は、理論的に地表面が平滑で完全導体と仮定した場合、真数値で比較するとE0 のほぼ[C]倍となる。
- (1)A: 大地反射波 B: 干渉 C: √2
- (2)A: 大地反射波 B: 干渉 C: 2
- (3)A: 散乱波 B: 干渉 C: √2
- (4)A: 散乱波 B: 減衰 C: 2
- (5)A: 散乱波 B: 減衰 C: √2
正答 (2)
正答は (2)。
【結論】
A 見通し距離内の受信点には、送信アンテナから直接届く直接波と、地面で反射して届く大地反射波が届きます
B 受信アンテナの高さを変えると両波の通路差が変わり、位相が強め合ったり弱め合ったりします(干渉)。そのため受信電界強度は、図のように高さとともに周期的に強弱を繰り返します
C 地表面が平滑な完全導体なら、大地反射波は直接波と同じ大きさで届きます。両波が同じ位相で重なると、電界強度は直接波の E0 の2倍になります。逆の位相で重なると0になります
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したがって「大地反射波・干渉・2」の (2) です。
【誤りの選択肢】
(3) (4) (5) 見通し距離内で直接波と干渉するのは、散乱波ではなく大地反射波です
(4) (5) 強弱が生じる原因は、減衰ではなく干渉です
(1) (3) (5) 同じ大きさの二つの波が同相で重なると、真数で2倍になります。√2倍ではありません
【関連する知識】
ハイトパターンの極大と極小が繰り返されるので、固定の回線では、受信アンテナを電界強度の極大に近い高さに設置します。
出典:2025年(令和7年)10月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔21〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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