次の記述は、電波の対流圏伝搬について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。…
無線工学A 無線工学A 〔20〕
次の記述は、電波の対流圏伝搬について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。
- (1)標準大気の屈折率は、地上からの高さに比例して増加する。
- (2)標準大気中では、電波の見通し距離は幾何学的な見通し距離と等しい。
- (3)標準大気のときのM 曲線は、グラフ上で1 本の直線で表される。
- (4)標準大気中では、等価地球半径は真の地球半径より小さい。
- (5)ラジオダクトが発生すると電波がダクト内に閉じ込められて減衰し、遠方まで伝搬しない。
正答 (3)
正答は (3)。これが正しい記述です。
【結論】
M 曲線は、地表からの高さ h と修正屈折示数 M の関係を表したグラフです。標準大気では M が高さに比例して一様に増えるので、M 曲線は1本の右上がりの直線になります。
【誤りの選択肢】
(1) 標準大気の屈折率は、高さとともに減少します。増加するのではありません
(2) 標準大気では屈折率が上に行くほど小さいので、電波は下向きに曲がって進みます。そのため、電波の見通し距離は幾何学的な見通し距離より長くなります
(4) 電波の曲がりを直線として扱うため、地球の半径を大きくした等価地球半径を使います。標準大気では真の地球半径の約4/3倍で、小さくはありません
解説の続きをみる続きを閉じる
(5) ラジオダクトが発生すると、電波はダクトの中に閉じ込められ、少ない減衰で見通し距離を超えて遠方まで伝わることがあります
【関連する知識】
M 曲線が高さとともに M が減る部分(左に傾く部分)を持つとき、ラジオダクトができます。M 曲線の形と大気の状態を対応させて覚えます。
出典:2025年(令和7年)10月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔20〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学A」のほかの問題
- 2026年(令和8年)2月期 無線工学A 〔21〕次の記述は、等価地球半径について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。
- 2026年(令和8年)6月期 無線工学A 〔7〕図に示す方形導波管のTE10波の遮断周波数の値として、最も近いものを下の番号から選べ。
- 2026年(令和8年)6月期 無線工学A 〔19〕固有周波数1,700〔MHz〕の半波長ダイポールアンテナの実効長の値として、最も近いもの
- 2026年(令和8年)10月期 無線工学A 〔5〕図に示すT 形抵抗減衰器の減衰量L の値として、最も近いものを下の番号から選べ。
- 2026年(令和8年)10月期 無線工学A 〔16〕次の記述は、ドプラ効果を利用したレーダーについて述べたものである。[ ]内に入れるべき
- 2026年(令和8年)2月期 無線工学A 〔3〕図に示す回路において、6〔Ω〕の抵抗の両端の電圧の値として、最も近いものを下の番号から選
スポンサーリンク

