末梢血検査で赤血球数300 万/μL、ヘモグロビン6.0 g/dL、ヘマトクリット22.5%であった。診断に最も有用な血…
午後 第60問
末梢血検査で赤血球数300 万/μL、ヘモグロビン6.0 g/dL、ヘマトクリット22.5%であった。診断に最も有用な血液検査項目はどれか。
- (1)フェリチン
- (2)ビタミンB₁₂
- (3)ハプトグロビン
- (4)エリスロポエチン
- (5)セルロプラスミン
正答 (1)
正答は (1)。診断に最も有用なのはフェリチンです。
【赤血球指数の計算】
MCV = Ht(%)÷ RBC(×10⁶/μL)× 10
= 22.5 ÷ 3.00 × 10 = 75 fL
MCH = Hb(g/dL)÷ RBC(×10⁶/μL)× 10
= 6.0 ÷ 3.00 × 10 = 20 pg
MCHC = Hb(g/dL)÷ Ht(%)× 100
= 6.0 ÷ 22.5 × 100 ≒ 26.7 g/dL(%)
MCV が80 fL 未満の小球性、MCHC が低い低色素性の貧血です。小球性低色素性貧血で最も多いのは鉄欠乏性貧血で、体の貯蔵鉄の量を反映する血清フェリチンの低下を確かめることが診断に最も役立ちます。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(2) ビタミン B₁₂ 欠乏すると大球性の巨赤芽球性貧血になります。小球性貧血の診断には役立ちません 誤り
(3) ハプトグロビン 溶血で低下する蛋白で、溶血性貧血(多くは正球性)の診断に使います 誤り
(4) エリスロポエチン 腎性貧血(正球性)や赤血球増加症の鑑別に使います 誤り
(5) セルロプラスミン 銅を運ぶ蛋白で、Wilson 病の診断に使います 誤り
【ポイント】
小球性低色素性貧血の鑑別:鉄欠乏性貧血(フェリチン低下)、サラセミア(フェリチン正常〜高値、赤血球数は比較的多い)、慢性炎症に伴う貧血(フェリチン正常〜高値)、鉄芽球性貧血(環状鉄芽球)
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問60(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午後」のほかの問題
- 2025年(令和7年) 第61問APTT 延長を認めたため、APTT にてクロスミキシング試験を実施した。結果を表に示す
- 2025年(令和7年) 第94問生活保護で原則として現物給付されるのはどれか。
- 2024年(令和6年) 第26問右側腹部超音波像(別冊No. 7)を別に示す。最も考えられるのはどれか。
- 2024年(令和6年) 第58問免疫組織化学染色で正しいのはどれか。
- 2024年(令和6年) 第91問要介護認定の申請先はどれか。
- 2025年(令和7年) 第25問疾患と超音波所見の組合せで正しいのはどれか。
スポンサーリンク

