子宮頸部擦過細胞診のPapanicolaou 染色標本(別冊No. 8)を別に示す。Bethesda システムによる判定…
午前 第45問
子宮頸部擦過細胞診のPapanicolaou 染色標本(別冊No. 8)を別に示す。Bethesda システムによる判定はどれか。
- (1)NILM
- (2)LSIL
- (3)HSIL
- (4)Squamous cell carcinoma
- (5)Adenocarcinoma
正答 (3)
正答は (3)。Bethesda システムの判定は HSIL です。
【標本の見方】
中央に、傍基底細胞ほどの大きさの小型の細胞が集まっています。細胞質は厚くライトグリーンに濃く
染まり、核は大きく丸く、細胞全体に占める核の割合(N/C 比)が高くなっています。核のクロマチンは細かい顆粒状に増え、核の形もそろっていません。
傍基底細胞ほどの小さな細胞で N/C 比が高く、核の異型を伴うのは、高度扁平上皮内病変(HSIL)の特徴です。HSIL には中等度異形成・高度異形成・上皮内癌(CIN2〜3)が含まれます。
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【ほかの選択肢】
(1) NILM 異型細胞のない陰性の判定です。この標本には核の異型がはっきりした細胞の集まりがあります 誤り
(2) LSIL 表層〜中層の大きな細胞に核の腫大やコイロサイトーシス(HPV 感染による核周囲の空洞)がみられるもので、N/C 比はそれほど高くありません 誤り
(4) Squamous cell carcinoma 浸潤癌で、オタマジャクシ形や線維状の奇妙な形の細胞、オレンジ G に染まる異常な角化、壊死を伴う背景(腫瘍性背景)などがみられます。この標本の背景はきれいです 誤り
(5) Adenocarcinoma 円柱状の細胞が柵状や腺の形に並び、核小体が目立つ腺系の異型細胞です 誤り
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問45(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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