遺伝子解析の際に推奨される脱灰液はどれか。…
午前 第53問
遺伝子解析の際に推奨される脱灰液はどれか。
- (1)3 %塩酸水溶液
- (2)5 %硝酸水溶液
- (3)5 %トリクロロ酢酸水溶液
- (4)エチレンジアミン四酢酸〈EDTA〉液
- (5)プランク・リクロ〈Plank-Rychlo〉液
正答 (4)
正答は (4)。遺伝子解析の際に推奨される脱灰液は EDTA 液です。
骨などの硬い組織は、薄く切るためにカルシウムを溶かし出す脱灰を行います。塩酸・硝酸・トリクロロ酢酸などの酸で脱灰すると、DNA や RNA が酸で壊れて(加水分解されて)しまい、遺伝子検査や免疫染色の結果が悪くなります。EDTA(エチレンジアミン四酢酸)はキレート作用でカルシウムをつかまえて取り除くので、中性付近で脱灰でき、核酸や抗原が保たれます。日本病理学会の「ゲノム研究用・診療用病理組織検体取扱い規程」でも、遺伝子検査をする骨組織ではEDTA による脱灰が勧められています。時間がかかるのが欠点です。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 3%塩酸水溶液 (2) 5%硝酸水溶液 (3) 5%トリクロロ酢酸水溶液 どれも酸による脱灰で、核酸が壊れやすく、遺伝子解析には向きません 誤り
(5) プランク・リクロ液 塩酸・ギ酸・塩化アルミニウムを含む酸性の迅速脱灰液で、早く脱灰できますが、核酸や染色性への影響が大きい方法です 誤り
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問53(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午前」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第51問腎近位尿細管の刷子縁に一致する電子顕微鏡像はどれか。
- 2024年(令和6年) 第84問免疫グロブリンで正しいのはどれか。
- 2025年(令和7年) 第17問標準12 誘導心電図(別冊No. 2)を別に示す。所見はどれか。
- 2025年(令和7年) 第51問FISH 法による乳癌HER2 検査の模式図(別冊No. 10)を示す。HER2 とCE
- 2025年(令和7年) 第84問Lewis 血液型がLe(a-b-)の場合、産生されないのはどれか。
- 2024年(令和6年) 第17問標準12 誘導心電図(別冊No. 2)を別に示す。所見はどれか。
スポンサーリンク

