間接蛍光抗体法による抗核抗体検査所見(別冊No. 14)を別に示す。この所見から考えられるのはどれか。…
午前 第82問
間接蛍光抗体法による抗核抗体検査所見(別冊No. 14)を別に示す。この所見から考えられるのはどれか。
- (1)CREST 症候群
- (2)Sjögren 症候群
- (3)薬剤誘発性ループス
- (4)混合性結合組織病〈MCTD〉
- (5)全身性エリテマトーデス〈SLE〉
正答 (1)
正答は (1)。考えられるのは CREST 症候群です。
【所見の見方】
HEp-2細胞の核の中に、大きさのそろった細かい点状の蛍光が、1つの核に数十個ずつ散らばって見えます(散在斑紋型、discrete speckled 型)。中央の分裂中の細胞では、点が凝縮した
染色体に沿って集まっています。これがセントロメア型の特徴です。
セントロメア型は抗セントロメア抗体によるもので、限局皮膚硬化型の全身性強皮症、特に CREST 症候群(皮膚の石灰沈着、Raynaud 現象、食道の運動障害、手指の皮膚硬化、毛細血管拡張)でよくみられます。原発性胆汁性胆管炎でも陽性になることがあります。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(2) Sjögren 症候群 抗 SS-A・SS-B 抗体による斑紋型が主です 誤り
(3) 薬剤誘発性ループス 抗ヒストン抗体による均質型が主です 誤り
(4) MCTD 抗 U1-RNP 抗体による斑紋型(大きさのそろわない粗い斑紋)が特徴です 誤り
(5) SLE 抗 dsDNA 抗体・抗ヒストン抗体による均質型や辺縁型、抗 Sm 抗体による斑紋型がみられます 誤り
【染色型と主な抗体】
均質型:抗 dsDNA、抗ヒストン
辺縁型:抗 dsDNA
斑紋型:抗 U1-RNP、抗 Sm、抗 SS-A・SS-B
核小体型:抗 U3-RNP など(全身性強皮症)
散在斑紋型:抗セントロメア
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問82(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午前」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第80問主要組織適合性遺伝子複合体〈MHC〉でクラスⅡ抗原を発現するのはどれか。
- 2025年(令和7年) 第13問Basedow 病で認められるのはどれか。
- 2025年(令和7年) 第47問喀痰のPapanicolaou 染色標本(別冊No. 8)を別に示す。この細胞で判定する
- 2025年(令和7年) 第80問免疫比濁法で誤っているのはどれか。
- 2024年(令和6年) 第13問リンパ腫の原因となるのはどれか。
- 2024年(令和6年) 第46問リンパ節の術中迅速組織標本の弱拡大写真(別冊No. 8A)と強拡大写真(別冊No. 8B
スポンサーリンク


