PCR 法の原理で正しいのはどれか。…
午後 第3問
PCR 法の原理で正しいのはどれか。
- (1)熱変性は60 ℃前後で行う。
- (2)2 種類のプライマーを用いる。
- (3)増幅反応は50 サイクル前後で行う。
- (4)伸長反応は3’→5’ 方向に相補鎖を合成する。
- (5)定量PCR 法では標的DNA 量が多いほどCt 値が大きい。
正答 (2)
正答は (2)。正しいのはこれです。
PCR は、増やしたい DNA の領域の両端に、それぞれ相補的に結合する2種類のプライマー(フォワードとリバース)を用います。2本のプライマーに挟まれた領域が、1サイクルごとに理論上2倍ずつ増えていきます。
【ほかの選択肢】
(1) 熱変性は60 ℃前後で行う 2本鎖 DNA を1本ずつに分ける熱変性は、94〜98 ℃程度で行います。60 ℃前後で行うのは、プライマーを結合させるアニーリングです 誤り
(3) 増幅反応は50サイクル前後で行う 通常は25〜35サイクル程度です。増やしすぎると、目的以外の産物が増えたり、反応が頭打ちになったりします 誤り
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(4) 伸長反応は3′→5′方向に相補鎖を合成する DNA ポリメラーゼは、プライマーの3′末端にヌクレオチドをつなげていくので、合成は5′→3′の方向に進みます 誤り
(5) 定量 PCR では標的 DNA 量が多いほど Ct 値が大きい Ct 値は、蛍光が決まった強さ(閾値)に届いたサイクル数です。初めの DNA が多いほど早く届くので、Ct 値は小さくなります 誤り
【1サイクルの流れ】
熱変性(94〜98 ℃)→ アニーリング(50〜65 ℃程度)→
伸長(72 ℃前後、耐熱性 DNA ポリメラーゼ)
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問3(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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