下肢静脈血栓が原因で塞栓症が起こる動脈はどれか。…
午後 第57問
下肢静脈血栓が原因で塞栓症が起こる動脈はどれか。
- (1)下行大動脈
- (2)腎動脈
- (3)前大脳動脈
- (4)肺動脈
- (5)腹腔動脈
正答 (4)
正答は (4)。下肢静脈血栓による塞栓症が起こるのは肺動脈です。
下肢の深部静脈にできた血栓がはがれると、静脈の流れに乗って下大静脈 → 右心房 → 右心室と進み、最初に細くなる肺動脈に詰まります。これが肺血栓塞栓症で、長時間の同じ姿勢や手術のあとなどに、急な呼吸困難や胸痛として起こります。
【ほかの選択肢】
(1) 下行大動脈 静脈の血栓は肺の毛細血管より先へは進めないので、ふつう体循環の動脈には詰まりません 誤り
(2) 腎動脈 体循環の動脈で、左心系の血栓(心房細動による左心房の血栓など)が原因になります 誤り
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(3) 前大脳動脈 同じく体循環の動脈で、左心系や頸動脈の血栓が原因になります(脳塞栓症) 誤り
(5) 腹腔動脈 同じく体循環の動脈です 誤り
【関連する知識】
卵円孔開存などで右心系から左心系への短絡があると、静脈の血栓が体循環の動脈に詰まることがあり、奇異性塞栓症といいます。
出典:2024年(令和6年) 臨床検査技師国家試験 問57(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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