自動血球計数装置による測定で誤っているのはどれか。…
午後 第59問
自動血球計数装置による測定で誤っているのはどれか。
- (1)散乱光法は白血球分画の分類に適する。
- (2)血小板数の測定に破砕赤血球が影響する。
- (3)ヘモグロビンの測定では溶血処理をする。
- (4)赤血球数測定において白血球の影響は小さい。
- (5)目視より正確に血球の形態異常を判別できる。
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。血球の形態の異常は、目視の方が正確に判別できます。
自動血球計数装置は、血球の数や大きさ、内部の構造を速く正確に測れますが、細胞の形の細かな異常(芽球、異型リンパ球、破砕赤血球、血小板の凝集など)を確実に見分けることはできません。装置は異常の可能性を「フラグ」として知らせるので、そのときは塗抹標本を作り、顕微鏡で目視して確かめます。
【ほかの選択肢】
(1) 散乱光法は白血球分画の分類に適する レーザー光の前方散乱光(大きさ)と側方散乱光(内部の構造)などを組み合わせて、白血球を種類ごとに分けます 正しい
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(2) 血小板数の測定に破砕赤血球が影響する 破砕赤血球や小さな赤血球は血小板と大きさが近いため、電気抵抗法では血小板として数えられ、偽高値になることがあります 正しい
(3) ヘモグロビンの測定では溶血処理をする 赤血球を溶かしてヘモグロビンを取り出し、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)などで安定な形に変えて吸光度を測ります 正しい
(4) 赤血球数測定で白血球の影響は小さい 白血球の数は赤血球の約千分の一なので、ふつうは影響が無視できます(白血球が著しく多いときは影響が出ます) 正しい
出典:2025年(令和7年) 臨床検査技師国家試験 問59(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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