骨髄血塗抹May-Giemsa 染色標本(別冊No. 11)を別に示す。診断に有用な表面抗原はどれか。…
午後 第59問
骨髄血塗抹May-Giemsa 染色標本(別冊No. 11)を別に示す。診断に有用な表面抗原はどれか。
- (1)CD4
- (2)CD13
- (3)CD25
- (4)CD34
- (5)CD38
正答 (5)
正答は (5)。診断に有用な表面抗原は CD38 です。
【標本の見方】
中央に、核が細胞の端に片寄った細胞が集まっています。
細胞質は好塩基性で青紫色に濃く、核のそばが明るく抜けて見えます(核周明庭)。核のクロマチンは粗く、2核の細胞もあります。これらは形質細胞(骨髄腫細胞)の特徴です。
形質細胞の増えた骨髄は、多発性骨髄腫などの形質細胞腫瘍を考えます。形質細胞は CD38 と CD138 を強く発現するので、フローサイトメトリーでこれらを使って形質細胞を見分けます。腫瘍性の形質細胞では、CD19 が陰性で CD56 が陽性になることが多いのも特徴です。
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【ほかの選択肢】
(1) CD4 ヘルパー T 細胞(と単球)のマーカーです 誤り
(2) CD13 骨髄系(顆粒球・単球系)の細胞のマーカーです 誤り
(3) CD25 IL-2 受容体の α 鎖で、成人T細胞白血病・リンパ腫や制御性 T 細胞で陽性になります 誤り
(4) CD34 造血幹細胞や白血病の芽球のマーカーです。成熟した形質細胞では陰性です 誤り
出典:2024年(令和6年) 臨床検査技師国家試験 問59(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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