腹水のPapanicolaou 染色標本(別冊No. 10)を別に示す。矢印で示す細胞はどれか。…

午前 第50問

腹水のPapanicolaou 染色標本(別冊No. 10)を別に示す。矢印で示す細胞はどれか。

臨床検査技師 2024年(令和6年) 第50問の図
正答 (3)
正答は (3)。矢印で示す細胞は印環細胞癌です。 【標本の見方】 矢印の細胞は、まわりの細胞より大きく、細胞質が淡く 広がって粘液を含むように見えます。核は細胞の端に押しやられて片寄っています(偏在核)。 核小体が目立つ核もあります。 細胞質にたまった粘液に押されて核が端に寄る形は、指輪(印環)の宝石の部分にたとえられ、印環細胞癌の特徴です。胃癌が腹膜に広がった癌性腹膜炎の腹水でみられることが多く、粘液は PAS 染色やアルシアン青染色で確かめられます。 【ほかの選択肢】 (1) 組織球 細胞質に小さな空胞があり、核は腎臓形や楕円形です。核が粘液で端に押しつぶされることはありません 誤り
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(2) 中皮細胞 細胞質の周辺が濃く染まり、核は中心にあって、細胞どうしの間に「窓」と呼ばれるすき間をつくります 誤り (4) 扁平上皮癌 細胞質が厚く、オレンジG で橙色に染まる角化した細胞などがみられます。粘液は含みません 誤り (5) 悪性リンパ腫 細胞質の乏しい小型〜中型の細胞がばらばらに出ます。粘液を含む広い細胞質はありません 誤り

出典:2024年(令和6年) 臨床検査技師国家試験 問50(厚生労働省 公表)出典元ページ

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